先日、気になる記事を見つけました。
その記事によると、
経済協力開発機構(OECD)は、
2014年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める
小学校から大学までに相当する教育機関への公的支出の割合を公表しました。
日本は3.2%で、比較可能な34カ国中、最低となりました。
OECD平均は4.4%。
あなたは、この数字から何を感じますか?
私は、
予算の割り当てが少ない=教育を軽視している。
と感じます。
これは、日本の企業でも同じことが起きています。
業績が低迷してくると、
教育・研修費を削る会社が多いのには驚かされます。
もちろん、背に腹は代えられないくらいの状況になれば、
聖域にもメスを入れなければならない時があります。
しかし、あまりにも安易にメスを入れてしまうのは、
それだけ、教育を軽視しているということでしょう。
私は教育者として、とても残念でなりません。
教育をおろそかにした国は滅びる。
教育をおろそかにした会社はつぶれる。
ですから、私の信念は、
教育を制する社(もの)が業界を制し、
教育を制する者が仕事を制し、
教育を制する者が豊かさを制する。
私はそう思っています。
社員教育を軽視しているような会社でも
たまたまその時業界に追い風が吹く特需があったり、
世界経済や日本経済が全体的に上向きであったり、
特殊の技術やサービス・商品を持っていることにより、
瞬間風速的には売り上げや利益が上がることはあります。
でも、そういった会社は、
たまたま得られた棚ぼた的外部要因の結果なので、
その特殊要因がなくなったら
一瞬のうちにおかしくなります。
なぜなら、教育に裏打ちされた、
社員の力の内部要因で得られた本当の結果ではなく、
たまたま得られた外的要因によって、
もたらされた結果だからです。
私は今現在、
「育てる側がよくならないと『社会』も『企業』も『人』もよくならない」
という想いから
『あなたのもとで働けてよかった』を全てのリーダーへ
を理念に、
日本一のリーダー育成の教育機関を創ろうと、
全国に会員制のビジネススクール
リーダーズアカデミー
を展開しています。
今は東京校と大阪校と福岡校がありますが、
開催は、あえて平日の日中にしています。
なぜなら、教育は仕事の一部だという考えからです。
教育は仕事の一部とは考えずに、
平日の夜や土・日にを希望されるようなお客様には
会員様になっていただきたくないからです。
教育は人を変えます。
教育は組織を変えます。