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『上司の「スピーチ力」アップ講座』第13話:舞台の上で虫が躍る、あれ!俺じゃん!!

■先週は

「上司の『スピーチ力』アップ講座」第12話として

1)事前準備

2)当日準備

3)登壇中

4)終了後

の3)登壇中に関して

≪事前の情報収集をしっかりしても満足度が「下がる」パターン≫

と題してお伝えしました。

 

第1~12話をまだの方はこちら

 

今日はその続きで、

≪舞台の上で虫が躍る、あれ!俺じゃん!!≫

をテーマにお伝えします。

 

ここまでいろいろお話をしたように

経験の中からたくさんの勉強をさせていただき

満足度の高い講演や研修をさせていただけるようになりました。

 

でも、最初からうまくいったわけではありません。

10年位前、スピーカーとしてのレベルが少し向上し、

満足度も95~98%台のアベレージをキープし

少しいい気になっていた時のことでした。

 

日経BP社さんから講演動画を初めて販売するお話をいただき、

準備もしっかりして臨みました。

 

以前お伝えをしたように

バーバルの言語情報7%はもちろん、

「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報

「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報

の93%も、メッセージ性を高めるためにしっかり意識して、

動きも入れながらお伝えをしました。

おかげさまでいつものように満足度も高くいい講演ができたと

自己満足感もありました。

 

担当の方から、

動画が出来上がったので確認をしてほしいと依頼があり、

せっかくなので妻に、

普段どんなことをしているのか知ってもらういい機会だと思い、

一緒に見ることにしました。

初めての自分の講演動画だったのでワクワクドキドキしながら見始めました。

見終わった後に、妻からうれしい一言がもらえることも想像してしました。

終わってみると愕然(驚)

 

ものすごい動きも入れながら伝えたつもりだったのですが、

自分が思った以上にちょろちょろ動いているだけで、

舞台の上で虫が右往左往しているが如く映っていたのです(汗)

 

妻も隣で

「なんか虫が動いているみたい」

と、ぼそっとつぶやかれ、肩を落としました(涙)

 

決して出来が悪かったわけではなく、

いつものように満足度も高かったのですが、

自分の想像していたイメージとはかけ離れており、

「俺もまだまだだな」

と思ったのを覚えています。

 

まっ、ちょっと調子に乗っていたときだったので

ちょうどいい薬になり、

反省をするいい機会をいただきました。

 

「もっと話がうまくなりたい!!」

「もっと来た人たちに楽しんで帰ってもらいたい!」

「もっと聞く人たちに学びと感動を与えたい!!」

と、さらなる向上心がふつふつとわいてきて

私は大勢の人に何かを伝えている評判のいい人の舞台を

聞く側になってみて勉強をしようと決めました。

 

人気講師のセミナーに参加したり、

落語の動画を見たり、実際に見に行ったり、

漫談で有名な綾小路きみまろさんのCDを買って聞いたりと、

私に足りないものは何かを探しながら勉強しました。

 

大阪生まれの妻には、

「あなたが笑わせようとして、

やったり言ったりしていることは、

面白くないし、タイミングが悪い」

とダメ出しをされ(悲)

人から「楽しい」と思ってもらえるような講師になるには

どうしたらいいのかという試行錯誤も始まりました。

 

長くなりそうなので続きは次回お話させていただきます。

 

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