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傾聴できないリーダーの口癖

傾聴力のないリーダーは、

(部下)

「社長、○○商事との取引の件なんですが、先方からコストの面で・・・」

(リーダー)

「だから先に金額の話をまとめておけっていつも言ってるだろう!」

と言ったように、

「だからさあ」

「いやそうじゃなくて」

「それはだな」

「いや」

「でも」・・・・・

と否定や反論をして、部下の話を遮ってしまいます。

 

多くの社長は自分と違う意見が出てくると

「いや、そうじゃなくてさあ」

「おまえってやつは何も分かっていない」

「そんなことを言ってるからだめなんだ」

「おまえの能力が足りないから難しいと感じているんじゃないか」

などとすぐに、自分の話を始めてしまいます。

 

そういった社長たちの言い分は、

「最後まで聞かなくても分かる」

「どうせいつもと同じような話に決まっている」

「経験的にどんな問題が発生しているのか想像がつく」

「単なる言い訳だろ」

など。

 

そんな社長たちが言うように、

時には部下の話を最後まで聞かなくても、

状況が把握できることもあるでしょう。

それだけ経験もあり、能力もある人だから社長になっているので、

状況の把握どころか、対応策まで瞬時に考えついているかもしれません。

 

話を遮ってしまうと、次の機会に部下は話をしにくくなります。

そうやって関係が疎遠になり、組織力が弱まってしまう危険性もあります。

話の内容は聞くまでもないことだとしても、

「最後まで聞いてくれる」と部下に思ってもらうことも大切なのです。

そんな小さな積み重ねが、信頼関係を築くのです。

 

「聴く力」を向上させるためにはいろいろな方法がありますが、

まずは下記7つを心掛けてみてください。

 

(1)

話すことよりも聞くことに時間を割く

 

(2)

視線をあわせる

 

(3)

タイミングよくうなずいたり、相槌を打つ

 

(4)

相手の考えを先読みしない

 

(5)

話を遮らない

 

(6)

自分の考えを押し付けない

 

(7)

相手の話の内容や考えを否定しない

 

世の中には、傾聴ボランティアというものがあるように、

人は自分の話を聞いてくれる人を嫌いにはなりません。

 

次回は、傾聴できないリーダーがどうしたらいいのかを

お伝えさせていただきます。

 

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