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決断をするとき注意すべき16のチェックポイント(3)

8)代案を用意せよ!

「自分が決断をしようと思っていることは本当に正しいのか?」

ということを確認するためにも、

ぜひ、代案を用意してください。

その意見と戦わせても「やっぱり」となれば、

自分の下した決断の正しさに確信も生まれ、

周りの納得感も得やすくなります。

9)対立はWIN WINで折衷案を用意せよ!

いろいろな考えを持った人が

いろいろな意見をぶつけ合うと、

決断を下すときに対立が起こることがありますが、

非常に健全な組織ですね。

逆に、社長(リーダー)が言うことが

いつもすんなり通るような会社(組織)は不健全です。

それだけ、周りがそのトップに対してイエスマンになっている可能性が高いですからね。

そんな中で、どうしても意見の対立が起きてまとまらないことがあります。

その時は、2つのことを考えてください。

 

一つ目は、

「相互の良い部分を取り込んだ折衷案が検討できないか」

ということです。

決めたことをお互いに気持ちよく取り組むためにも検討する価値はあります。

散々お互いの意見を主張して、

「10対0」でどちらかの意見に決まってしまうと

(特に強い立場の人の意見に決まることが多いです)

片方の方は決まったことに従わなければいけないと思いながらも

あまりいい気分はしません。

決めたことをお互いに気持ちよく取り組むためにも大切な考え方です。

 

そして、二つ目は、

「その決定を下したことの最終責任は誰が取るのか?」

を考えることです。

人が決めたことの責任を取らされたら溜まったものではありません。

ですから、部下が最終責任者なのであれば、

その時は部下にその決定をゆだねるのが器の大きなリーダーのやることです。

その結果失敗するかもしれません。

その失敗により、リーダーである自分もとばっちりを食う可能性もあります。

それでも、その時は部下に譲る。

それがリーダーの度量です。

もし、失敗したら今度は自分の意見で物事を動かせばいいだけですからね。

10)どうでもいいことは部下に譲れ!

リーダーは、どうしても譲れないことができたとき

自分の意見を通しやすくするためにも

「どうでもいいこと」や「どちらでもいいと思ったこと」は、

全て部下に譲ってください。

普段から、そういったことを繰り返しておくことによって、

「いつもリーダーは俺たちに譲ってくれてるから、

今回はあそこまでいうなら言った通りやってみようよ」

と譲ってもらいやすくなります。

普段から自分の意見ばかり通すようなことをしていると、

「いざ!」となったときに対立が起きやすくなります。

そんなときのためにも、

「どうでもいいこと」や「どちらでもいいと思ったこと」は、

普段からぜひ部下に譲るようにしてください。

 

長くなったので、続きは次回お話をさせていただきます。

やっと10個ですね(笑)

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