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決断をするとき注意すべき16のチェックポイント(4)

■11)賛成者が多い判断にある落とし穴

リーダーである社長が

「どうなのかな・・・・・」

と思っているような意思決定が、

すんなり賛成多数で可決するようなときは要注意です。

特に自分が社長として、

「怖がられている」「恐れられている」

という自覚のある社長は特に気を付けてください。

すんなり決まるような場合は、

「またどうせ社長の意見に決まるんだから反対するだけ無駄」

「反対意見を述べて、後で社長につべこべ言われるのが面倒くさい」

「下手に反対したら怖いし、後でどうなるかわからないから賛成するのが無難」

など、実は反対意見を持っているにもかかわらず、

自分の意見を封じ込めてしまっている場合が多々あります。

ですから「怖がられている」「恐れられている」という自覚症状のある社長は特に気を付けてください。

実はあなたの意見に賛成してない場合があります。

慎重に対応をしてください。

■12)意味づけがあっているか見直す

「こうだ!」と決めたことではありますが、

物事を自分に都合よく捉える、

要するに出来事に対して都合のいい意味を付けている場合があります。

出来事への意味づけは、自分にとって都合のいい意味を付けるのではなく、

目標達成に必要な意味づけをすることが大切です。

しかし、人はついつい「自己防衛」「自己正当化」や

「楽したい」「面倒くさいことは嫌だ」「嫌なことはやりたくない」という本能から

自分に取って都合のいい意味づけをすることがあります。

ですから、本当に正しい決断をする際に

出来事に対して本当に正しい意味づけができているのかを確認する必要があるのです。

■13)決断の理由は必ず説明する

部下から意見、情報を吸い上げた後に、

リーダーがまったく違う決断を下すというケースがあります。

しかし、どんな時でもリーダーは絶対に説明責任は果たさなければなりません。

決断する立場にあるからと言って、詳しく説明しないのは、職務怠慢です。

その行為こそ、従業員を尊重していない行為です。

リーダーの大切な仕事に、「決断すること」があります。

それに加えて「責任を取ること」「説明をすること」がセットであることを忘れないでください。

 

今週もありがとうございました。

16のうち、やっと13まできました。

意外と長いシリーズになったので今度「決断」に関する本でも出してみようかな(笑)

残り3つは追ってお伝えをさせていただきます。

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