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決断をするとき注意すべき16のチェックポイント(5)

■14)朝令朝改

「朝令暮改」という言葉があります。

これは、朝に命令を出して夕方それを変えることですが、

それでは遅いということです。

決断は柔軟性が大事です。

間違っていると思ったら直ぐ変更する必要があります。

やり直す勇気が必要です。

必要に決断を遅らせると傷口が広がります。

ある調査によると、

人が下した決断の70%は結果的に間違っているということがわかったそうです。

だから、一度決めたことであったとしても、

やめる勇気

変化させる勇気

正す勇気

固執しない勇気

やり直す勇気

が必要です。

ですから、「朝令暮改」ではなく「朝令朝改」なのです。

■15)いつまでも決断をしない

私はリーダーにとって一番よくないことは、

よくないと思うことを放っておくことが一番よくないと思っています。

問題を放っておくと、

問題を問題と感じなくなり、

その問題を避けることが癖(習慣)になり、当たり前になってきます。

すると、問題が問題ではないような錯覚になり、

後で大きな問題になったりして、痛い目に合うのです。

ですから、問題は放置せず、良くないと思ったことは速攻で解決していくことが大切です。

■16)「不安」は即決断

やる:やらない

が5:5以下なら、それは「迷い」なのでまだ決断しない方がいいと私は思っています。

6:4以上なら、それは「迷い」ではなく単なる「不安」、

後は方法論で解決すればいいだけなので即「決断」です。

成功の可能性が8:2、または9:1と高まれば高まるほどいいというわけではありません。

特に、新しく何かに取り組む時はこれが重要です。

確率が高まってから始めては、

もう既に競合他社が始めているなどのリスクが高まります。

参入障壁も低い証拠です。

要するに、成功確率が高くておもしろいことは、みんなやりたがるので、

それではもう遅いということです。

そういう意味では、

うまくいく確立が8:2以上なら、

もしかしたらもう一度熟慮が必要かもしれません。

もちろん、8:2以上はもうダメということではありません。

同じことでも「違うやり方」でやる方法もあれば、

同じやり方でも「違うマーケット」にアプローチをすれば

独自性は保たれることもあります。

より強い独自性を持つために、

多少のリスクはあっても早めに取り組むことにこしたことはありません。

あなたが今決断をできないことの成功と失敗の確率は何対何ですか?

5:5以下なら決断ができるまで思いっきり悩んでください。

そして、その迷いを解決できるまで、真剣に考え続けてください。

6:4以上なら、後で後悔をしないように、すぐにでも決断を検討してください。

 

■いや~5回にわたってお伝えをしてきた

≪決断をするとき注意すべき16のチェックポイント≫

最終回になりました。

ぜひ、今一度16のチェックポイントを見直していただき、

より質のいい決断をして、

業績向上にお役立ていただけたら嬉しいです。

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