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『上司の「スピーチ力」アップ講座』第5話:あがり症克服に向けての「当日」編

■さて、先週は

「部下の前でも堂々と話す『上司のスピーチ力』」第4話として

1)事前準備

2)当日準備

3)終了後

の1)≪あがり症克服に向けての「事前準備」編≫

を、お伝えをしました。

 

第1~4話をまだの方はこちら

 

 

今週はその続きで「第5話」として

2)の≪あがり症克服に向けての「当日準備」編≫

というテーマでお伝えします。

 

■その前に、前回の「事前準備」で大切なことを

お伝えし忘れていました。

登壇前日に外でお酒を飲まないというマイルールを作ったことです。

 

その前から、平気で飲みに行っていたわけではありませんが、

私はお酒が好きなので、

外で飲むと、ついつい量が増えてしまいます。

更には、飲む人と一緒だと余計に量が増えます。

ですから、登壇前日は家で少量のお酒をたしなむ程度にするようしました。

 

やはり、私の話を聞いて下さる受講生がいる限りは、

プロスピーカーとして、

その時のマイベストを提供したいというプライドです。

 

体調管理(特に頭をさえた状態にする管理)は非常に大切だと思い、

歳を取ってお酒が残る感覚も増えてきたので、

そのマイルールを自分の中に作りました。

 

そうはいっても、

登壇前日にどうしても飲まなければいけない場面も出てきます。

そこはさすがに翌日のことを考えながらコントロールができるようになりました(笑)

 

■さて、本日のテーマへと入っていきますが、

いよいよ当日です。

一番緊張が高まるときです。

そんな時、大リーグで活躍をするイチロー選手が、

バッターボックスに入る前には必ず同じことをして、

集中力を高めていく「ルーティーン」という手法を使っているということを知りました。

 

簡単にご説明しますと、

「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。 

業務上でいうと、毎回決まって行う作業を指します。

 

ラグビーの五郎丸選手がボールを蹴る前に

両手を合わせるお決まりのポーズもそれですね。

 

私も集中力を高め、緊張をほぐすために

ルーティ―ンを取り入れることにしました。

 

1)

現地に1.5時間前には入り、

頭の運動及び頭がさえてるかどうかのセルフチェックのために日経新聞を読破

 

2)

そのカフェで研修(講演)資料を見直し、最終チェックをする

 

3)

現場には30分前に入る

 

4)

パソコンの接続、マイクのテストなど機器類の準備をする

 

5)

15分前に

・広角筋、表情筋のお決まりのトレーニング

・母音だけの発声練習

・50音順の発声練習

・早口言葉の発声練習

 

6)

10分前に

・トイレへ行き、用を足し、鏡を見ながらポジティブアファーメーション

・最後に指を「パチン!」と鳴らし、鏡に映っている自分を指さし、お決まりのポーズ

 

こんなことをして壇上へ向かうようになりました。

講師控室がないときは、

誰も乗ってこないエレベーターを利用して発声練習をしたり、

どうしても場所がないときは、

トイレで口だけを動かすようにしたりするなど、

自分なりに工夫をして、感情コントロールするようになりました。

 

■それでも、気分なのか、体調なのか、原因はわかりませんが、

たまに悪い「あがり方」をしてしまうことがあります。

ある意味気分が乗らない時があります。

 

そういう時は、

「人間完璧はない。

100点ではなく、100%をめざそう!!」

と自分に言い聞かせ、

少なくとも今のマイベストを目指すようにしています。

 

最近ではほとんど後悔の残るような登壇はなくなりましたが、

それでも年に1~2回は「やってしまった」と思うことがあります。

でも、そういう自分も受け入れられるようになりました(笑)

 

■ここにたどり着くまでにはいろいろな事件がありました。

次回から、その事件についてお伝えしますね。

なかなか面白いエピソードがありますので

楽しみにしていてください。

 

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