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『上司の「スピーチ力」アップ講座』第17話:部下の前で話すと、なぜリーダーシップが身につくのか?

■先週は

「上司の『スピーチ力』アップ講座」第16話として

≪リーダーシップを磨くとっておきの技術≫

と題してお伝えしました。

 

第1~16話をまだの方はこちら

https://www.leaders.ac/blog/

 

今日はその続きで第17話として、

≪部下の前で話すと、なぜリーダーシップが身につくのか?≫

をテーマにお伝えします。

 

(1)

「教えることは、教わること」と言うように、

何かを教えたり伝えたりするために

人前でスピーチをすることはとても勉強になります。

自分がしっかり理解できていないことは

人にはちゃんと伝えられません。

親子で勉強になっているのは実は親、

上司・部下で勉強になっているのは実は上司、

と言われるように、

人に何かを伝えたり教えることは

何よりも自分を成長させてくれます。

私も自分を成長させてくれた一番の要因は

教える立場、つまり「上司」になったことだと思っています。

 

(2)

教える相手の反応を見て、

伝え方を学ぶことができます。

伝えて満足しているうちはリーダーの自己満です。

伝わらなければ意味がありません。

伝えるのではなく、

伝わる伝え方を学ぶことができます。

伝わるように

思考がロジカルになります。

丁寧にもなります。

工夫もします。

一生懸命に話すようにもなります。

 

(3)

人に何かを伝えるために

ネタの収集をするためのアンテナが鋭くなります。

人の考えにアンテナが鋭くなります。

そのために、人の話をちゃんと聞くようになります。

要するに、傾聴力が上がります。

人の話を「聴く」ということはとても勉強になります。

 

(4)

人前でスピーチをするというアウトプットが前提となっているので

話すネタ探しを常にします。

本を読んだり、セミナーを受けたりして勉強するようにもなります。

それをまとめる構成力も身に付きます。

要するに、インプットの質が上がります。

 

(5)

どうせ話すならいいことを伝えようと思い、

伝える内容の質が、どんどん上がってきます。

要するに、学びの質が上がります。

 

(6)

話してるうちに

自分の考えていることが整理されてくるようにもなります。

 

(7)

部下の前で話を続けていると

「うちのリーダーなんか最近いいこと言うよね」

「確かにうちのリーダーの言うとおりだよね」

と、スピーチ力が高まると影響力が上がります。

要するに、リーダーシップが上がります。

 

(8)

そして、何よりも自信が付いてきます。

自信がつくと、リーダーシップが上がります。

「進化は生きる力、自信は生きる希望」

です。

ダーウィンの

「最も強い者が生き残るのではなく、 

最も賢い者が生き延びるのでもない。 

唯一生き残るのは、変化できる者である」

という言葉に代表されるように、

「進化」は生きていくための力です。

そして、「自信」は生きる希望なのです。

人生は山あり谷ありで、いいことばかりではありません。

常に、問題、困難、辛いこと、苦しいこと、の連続です。

その時に

「俺ならやれる」

「私ならできる」

と思える人と、

「俺には難しい」

「私にはできっこない」

と思う人とでは、人生雲泥の差が出てきます。

そういう意味では「自信」は生きていくための

人の希望になるものだと思っています。

 

いかがでしたか?

 

今日は、

部下の前で話すと、なぜリーダーシップが身につくのか?

ということでお話をしてきました。

 

前回の16話でお話をしましたが、

今リーダーとして自信がない人、

自信を失っている人ほど、

まずは、はじめの一歩として、

部下の皆さんに学びを届けてあげてください。

きっと世界観が広がります。

 

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