先日は
「上司の『スピーチ力』アップ講座」第16話として
≪部下の前で話すと、なぜリーダーシップが身につくのか?≫
と題してお伝えしました。
第1~16話をまだの方はこちら
今日はその続きで、18話目にしていよいよ最終回の
≪人前で上手く話すこと=究極の自己満の実現≫
をテーマにお伝えします。
ここまで、17話積み重ねてきましたが、
この人前で話すことは、
究極の自己満を実現することだということがわかってきました。
この仕事を始めたころの試行錯誤の時期は置いておいて、
もっとも後悔をした企業研修がありました。
エージェントさんからいただいたお仕事だったのですが、
非常にお客様よりのエージェントさんで、
トレーナーである私に細かい注文を付けてきました。
私もエージェントという人たちと付き合って間もなかったため、
どのような付き合い方をしていったらいいのか、
よくわかりませんでした。
そして、簡単に言うと、
実績を積み重ねて信頼を得ることが大切だと思い、
いいなりになって、注文通りいろいろなことを取り入れました。
結果どうだったか?
まったく自分らしくやることができず、
下手な緊張もしてしまい、
お客様の評価はそこそこでしたが、
自分の望むような評価を得られず、
エージェント様の評価ももちろんダメダメで、
私の中での満足感は0に近いものがありました。
そして、そのエージェントさんからは
二度とお仕事が来ることはありませんでした。
何が悪かったのか?
答えは明白でした。
エージェントさんの言うことを聞きすぎて
やる前から、この内容で話をしたら、
満足度を高める自信がないと思ったままやったことでした。
結果的にはこのエージェントさんは
自分の言うとおりにやってくれるトレーナーが
好みだったのだと思います。
そして、その後分かったのです。
自分自身の満足感
||
お客様の満足感
||
エージェント様の満足感
だということを。
アンケートを見返すと、
自分の中での満足度か高ければ高いほど、
お客様の満足度が高いことがわかってきたのです。
更には、仮に残念ながら多少評価が低かったとしても、
自分なりに一生懸命やった感があれば、
後悔もないことがわかってきたのです。
やはり、自分らしくできなかった時の後悔は半端ではありません。
そういう意味で、
この仕事は究極の自己満なんだということがわかってきたのです。
ただし、
お客様の満足にフォーカスをして
自分の100%を目指すことが大切なのだということです。
それ以来私は、
「お客様に満足をしてもらうためにはどうしたらいいか?」
部下の前で話すのであれば、
「部下に満足をしてもらうためにはどうしたらいいか?」
結婚式のスピーチであれば、
「参列者に満足をしてもらうためにはどうしたらいいか?」
としっかりフォーカスを間違えずに
自己満に走ればいいということが分かったのです。
また、大切なことは、
「対象者の最後に持ってもらいたい感情は何か?」
ということです。
その感情を持ってもらうための構成と話し方をしていくと、
まず外すことはありません。
そういう意味では、
私はこれからも究極の自己満を目指して、
頑張っていこうと思っています。
8回にわたってお付き合いいただき、
ありがとうございました。
次回からは、また別のテーマでお話をしたいと思います。
人生1回!
あなたの人生に「作楽(さくら)」が咲きますように・・・。