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目標は「高く設定する?」×「低く設定する?

「目標は、高く設定すべきだ!

その高い目標こそが人を成長させる!」

 

など、高い目標を設定すべき派と

 

「できもしない高い目標を設定してもしょうがない。

高い目標を設定しすぎて未達成が続くと、

負け癖がついて、またできやしないという

思考が身についてしまう。だから、

できもしない高い目標は設定すべきでない」

 

という、できる目標を立てる派といる。

 

どちらが正しいのか?

これは、結論から言えば

「両方正しい」

ということになるだろう。

なぜなら、それは、その会社の文化など

他の要素が絡んでの方針になるからだ。

 

ただ、どちらにしても大切なことは、

最後には「自分で決めた」

と本人に思わせることだろう。

 

モチベーションマネジメントで

1:1.6:1.6の二乗の法則

というものがある。

他人から強制されて

イヤイヤやったときの効率を「1」とすると、

他人からの強制でも

納得してやったときの効率が1.6、 

自分で計画に参加し

納得してやったときの効率は1.6の二乗

と言われている。

 

生産性を高め、効率よく、

より良い仕事を社員にしてもらうためにも、

やる気の引き出し方は非常に大切なスキル。

 

そういう意味では、最後には

「しょうがない」

でもいいから、部下に

「自分で決めた」

と思わせることはリーダーにとっての

大切なスキルである。

 

そのために必要なことは

・目標の算出根拠が明確であること。

・リーダーが自分が腹落ちしていない

目標を部下に押し付けないこと。

この2つは大切なことではないだろうか。

 

そのための一つのスキルは

 

「最初に大きな目標を、

次に実は達成をしてほしい本当の目標を

提示すること」

これは、

譲歩的依頼法(ドア・イン・ザ・フェイス)

というテクニックで、

実現不可能な大きな要求を出してから、

本来望む小さな要求をする。

 

はじめの提案を断わると

提案が受け入れやすくなる心理を利用し、

最初に確実に拒否されるような要求を出す。

それを相手が拒否すると、

もともと受け入れてもらいたかった次の要求を出す。

受け手は2番目の要求が、

譲歩の結果だと考えて、

その提案を受け入れやすくなる。

一度断った罪悪感からOKが出やすくなるという手法。

 

次回は、この

譲歩的依頼法(ドア・イン・ザ・フェイス)

について詳しく解説していきます。

 

人生1回!!

あなたの人生に作楽(さくら)が咲きますように。

 

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