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実績(目標達成)は予算策定で8割決まる

12月に入り、

12月決算の会社は最後の追い込みであり、

来季に向けての予算策定をしている時期かもしれません。

 

3月決算の会社は

そろそろ来期の予算について考え始めるころかもしれません。

 

そこで、今日は、

予算達成するための予算を作る

ひと工夫をお伝えをしたいと思います。

 

これは私の持論ですが

 

『実績(予算達成)は予算策定で8割決まる』

 

というものです。

どれだけ綿密な計画が立てられるかがポイントです。

 

予算が未達成で終わる会社は

ほとんどがこの予算計画の策定が甘いのです。

曖昧な計画はあいまいな結果を生みます。

具体的な計画が、具体的な結果を生むのです。

 

いざ新しい期が始まってPDCAを回す際にも、

P(計画)の甘さがD(実行)を阻害しています。

 

まず予算は3つのシナリオを考える必要があります。

 

①ノーマルシナリオ(世でいう固い予算)

特に何も変えずに

過去の延長線上(過去の実績)から考えて

来年はこういくであろうというシナリオ。

 

②バッドシナリオ

もし、こういう想定外のことが起こると

こうなる可能性もあるというシナリオ。

 

③グッドシナリオ

新しくこういったことに取り組めば

こういったシナリオも考えられるというもの。

 

基本的に③で動きます。

最悪でも①を死守するという感じですね。

 

目標は高いとか低いとかが問題ではありません。

そこにたどり着くための現実的でありアクティブ、

かつ具体的なシナリオ(戦略)が描けるかどうかです。

要するに、そういう予算が策定できるかどうかです。

根拠となる戦略のない数字のパズルでは意味がありません。

 

よくあるのが、何の根拠となる戦略もないのに

「前年実績より120%目指して頑張ります」

というやつですね(笑)

 

どんなビジョンをもって

いつまでに、だれが、なにを、なぜ、どうやるのかによって、

その予算を達成するためのシナリオがD(実行)を促進します。

 

そして、何よりも忘れてはいけないのは、

会社の計画を各個人の自分事として落とし込むことです。

その予算達成が他人事であるうちは、

社員も本気にはなりません。

 

そのためには、

1)社員一人ひとりにその予算達成について考えさせる必要があります。

何のために、なぜその予算をやり遂げる必要があるのか?

要するに、社員一人ひとりが自分事としてとらえてもらうために

個人への動機付け、

個々人に対する目的と目標に落とし込みます。

 

2)そして、今度はその予算達成に社員を参加させなければいけません。

そのために、研修やワークショップを通して

どんなふうにやり遂げるのかということを議論させます。

 

4)そして、仕上げは、その議論したことを

制度や業務改革の導入によって、

社内に定着させていく必要があります。

 

そうすると、社員が自創・自走はじめます。

要するに、社員が仕事にコミットして、

自ら考えて動き出すようになるということですね。

 

スタートダッシュのできない会社は

ラストスパートもできません。

マラソンもスタートダッシュをして

トップ集団に残っているからこそ

ラストスパートをして勝ちが見えてきます。

 

12月決算の会社は、まずは1~3月期、

3月決算の会社は、まずは4~6月期の

第一四半期が勝負です。

 

来年度もあなたの会社が

予算達成できるように、

このメルマガを通して応援させていただきます。

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