あなたは、部下のことをどこまでわかっていますか?
あなたは、子供のことをどこまでわかっていますか?
あなたは、奥さん(恋人)のことをどこまでわかっていますか?
人は、自分のことをわかってくれる人と一緒にいたいと思います。
そのための手法が「傾聴」。
「聞く」は耳で聞くことですが、
傾聴の「聴く」は
耳+目+心=聴く です。
人は、耳+目+心で聴いてくれたことによって、
自分のことをわかってくれた感になるのでうれしいのです。
「聴く」ことが目的ではないのです。
相手を理解してあげることが目的なのです。
ところが、普段、人との会話はどうでしょう。
自分のことをわかってほしいからこそ、
自分のことをわかってもらうことに一生懸命になって、
相手をわかろうとしない悪い習性があります。
鶏が先か、卵が先かという世界で、
自分のことをわかってほしいから自分のことを先に話して、
そのあと相手を理解するようにするのか?
自分のことをわかってほしいから、
まずは相手を理解することに一生懸命になるのか?
いい結果が出るのは、後者ではないでしょうか?
あなたは、自分のことをわかってくれない人と一緒にいたいですか?
一緒にいて心地いいですか?
まず意識してほしいことは、
理解する必要がある人と話をしていて、
自分が話す量と相手が話す量の
どちらが多いかを感じてください。
相手を理解しようとして話を聴いているのであれば、
絶対に相手が話す量が多くなるはずです。
相手を理解するために話すのですから、
相手に話をさせる必要があるので、
当たり前ですが、相手が話す量は増えるはずですよね(笑)
ギブアンドテイクという言葉があるように、
まずは相手を理解する、
そして自分を理解してもらう。
この順番のほうが人間関係は上手くいくのではないでしょうか。
あなたは、部下の話を聴いていますか?
そして、理解してあげていますか?