リーダーのための「人づくり、組織づくり」に特化した日本一の教育機関を目指す!
経営者向けセミナー・講習会

あなたにとって「プロ」とは?

「プロ経営者」という言葉を

リーダーであれば一度は聞いたことがあると思います。

最近では「プロマネージャー」なる言葉もあります。

この「プロ」という言葉の定義を確認したいのですが、

ネット上で、日本語としての「プロ」という言葉には、

 

『職業上で、その分野で生計を立てている専門家のこと。

ある分野について、専門的知識・技術を有しているひと』

 

などと表現されることが多く、

主にはスポーツの世界で使われることが多いですね。

 

もちろん異論はないですが、

私なりの視点からお話をさせていただくと、

まずは自分が今していることでお金をもらっていること。

上記にも記載がありますが

これが「プロ」と言われるゆえんですね。

そういう意味では、私は、

「専門的知識・技術を有しているひと」

とは限らないと思っています。

「専門的知識・技術を有しているひと」

と定義してしまうと、失礼ながら、会社員で

特に専門的知識・技術を有していないのにお金をもらっている人や、

まだ経験が浅い新入社員は

プロではないということになります。

果たしてそうでしょうか?

 

私たちビジネスパーソンは

仕事をしてお金をもらっている以上はみんなプロです。

お客様に提供をした価値の対価として、

会社を通して報酬をもらっている、

みんなプロなのです。

逆を言えば、プロ意識をもって仕事をしなければ

お金をもらう資格がないということです。

プロというとスポーツの世界を連想しますが、

実は私たちはみんなプロなのです。

 

ただし、「プロとしての責任を果たす」となると、

少し様子が変わってくるかもしれません。

プロとしての責任を果たすとは

「結果」を出すことですね。

期待に答えてきっちり結果を残す必要があります。

プロスポーツでも100%である必要はありません。

ボクシングでも百戦百勝できればそんな素晴らしいことはありませんが、

残念ながらそうはいきません。

負けることもあります。

かといって、総じてしっかり結果を残していかないと、

プロの舞台からは遅かれ早かれ去ることにもなります。

 

そのために最も必要な能力が何かというと、

それが「自己責任能力」です。

仕事で何が起ころうとも言い訳をせず、

起こった事実に正面から向き合い、

自分の責任だととらえて、

他人や周りの環境のせいにせず、

自分に今できることは何かを考え、

できることに集中して行動を起こせる人だと思います。

これがあるとないとでは雲泥の差が出ます

 

自己責任能力のない人の典型は、

うまくいかないことを、

他人や周りの環境のせいにして自分を正当化し、

行動を起こそうとしません。

目標達成に向けて言い訳ばかりして

課題解決に取り組まないわけですから、

結果も出ないのでプロとしては程遠い存在です。

会社はこういうプロ意識のない人は雇いたくないですよね。

 

社会人になりたてのころ、上司に

「雨が降っても自分の責任だ!」

「ポストが赤いのも自分の責任だ!」

と言われた時、

「この人何言っているんだろう?・・・・」

と思いながらも、

「それくらいの気持ちで仕事をしろ!」

と言っているのだと受け取っていましたが、

今はその意味がよくわかります(笑)

 

その新人の頃に読んだ本にこんな事が書いてありました。

当時、プロ野球西武ライオンズの監督だった広岡さんがノックをしていて、

ボールがイレギュラーした時、その選手が

「すいません、イレギュラーしてとれなかったんでもう一球お願いします」

と言ったら、

「バカヤロー!!それをとるのがプロというだ!」

と激怒したという話が掲載されていて、

その後の社会人としての考え方に、

強く影響を与えてくれたのを覚えています。

 

あなたはプロとして結果を残していますか?

何があっても自分の責任だと思って取り組んでいますか?

一覧へ戻る