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怒らなくてもストレスはたまらない

先週、最後に、

 

「あなたも試してみてください。

・今日は一日怒らない

・今日は夫(妻・子供)には怒らない

・今日は部下には怒らない

など、対象や時間を決めて実践すると、

感情を選んでいる自分に気づき、

何かが変わると思いますよ。」

 

というお話をしましたが、

ここでよく質問されるのは、

怒りの感情を我慢することにより、

ストレスがたまるのでは?

逆にそれが原因でイライラしてしまうのでは?

といった類の質問を受けます。

 

そういう方は「怒る」ということと、

「ストレスがたまる」ということの相関関係を誤解しています。

怒らないことによってストレスがたまるのではなく、

伝えるべきことを伝えないからストレスがたまるのです。

ですから、「怒り」という感情の暴力を使って伝えるのではなく、

伝えたいことを、どう伝えたら伝わるのか?

伝え方を工夫しなければなりません。

 

目的は怒ることではありません。

自分の考えを理解してもらい、

相手の行動を変えてもらうことです。

最悪、行動は変わらなくても、

自分の考えや思いをわかってもらうことです。

 

ですから、まずは伝えることが重要になってきますが、

ここで感情の暴力を使ってはいけません。

相手から必要な行動をどうやったら引き出せるのか?

を考えるのです。

 

この思考になれない人は、

「旦那が・・・・・」

「妻が・・・・・・」

「子供が・・・・・」

「社員が・・・・・」

「上司が・・・・・」

「取引先が・・・・」

「国が・・・・・・」

「経済が・・・・・」

と自分以外のせいにして、自分を被害者に仕立て上げ、

自分では何もしようとしない、

他責(相手が悪い)という思考になり、

結局何も解決しないという落とし穴にはまっていきます。

 

相手から必要な行動を引き出せないのは、

自分の何がよくないのか?

言葉?伝え方?コミュニケーションの取り方?

という発想に立てる人は、

人として大切な自責の概念が醸成されていきます。

ですから、目の前の改善に自ら取り組もうとするので、

物事が好転していく可能性を高められるのです。

 

あなたは、自分の被害者に仕立て上げるために、

感情の暴力を使っていませんか?

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