以前私の子供の学校のPTA会長が入学式の時に、
「格好よく生きてほしい」
という話をしていました。
シンプルですが、非常に分かりやすい響く話でした。
もちろん、見かけを格好よく生きろということではなく、
心のあり方を格好よく生きろということです。
「友達をいじめている人って格好いいですか?」
「友達が頑張っているのに頑張らない人って格好いいですか?」
「友達がいじめられているのに見て見ぬふりをする人って格好いいですか?」
「人を馬鹿にしたりさげすんだりする人って格好いいですか?」
など、いい意味で格好よく生きてほしいというメッセージでした。
上司・部下の関係でいうと
「部下にハラスメントをしている上司って格好いいですか?」
「イヤなことから逃げてばかりいるリーダーって格好いいですか?」
「言っている事とやっていることがブレているリーダーって格好いいですか?」
「判断基準があいまいで決められないリーダーって格好いいですか?」
「相手によって態度をコロコロ変えているリーダーって格好いいですか?」
「上司に弱くて部下には強い態度で接するリーダーって格好いいですか?」
「人の陰口、悪口、不平、不満を言っているリーダーって格好いいですか?」
「自分では平気で遅刻をしてくるのに、部下の時間にはうるさいリーダーって格好いいですか?」
私は小さいころから亡くなった母によく言われていたことが二つありました。
「常に誰かに見られていると思って恥ずかしくない行動をとりなさい」
「自分がやられてイヤなことは人にするな」
まさしく、格好良く生きろというメッセージなのだと思います。
私はセミナーでよく、
上司は、二つの目で部下みんなを見ているが、
部下は、部下の数×2の目の数で
上司を見ていることを忘れてはいけないという話をします。
部下は思った以上に上司のことをよく見ています。
そのためにも、常に部下に見られて恥ずかしくない行動、
つまり、部下に見られたときに、
「格好いい!」と思われる行動を意識してみてはいかがでしょうか。
そうすれば、自然と部下のついてくる上司になれると思いませんか?