先日、ご縁をいただき、
子供の学校でキャリア講和をさせてもらいました。
その時に、
「A君は、国語60点、数学40点、英語50点、平均すると50点。
B君は、国語10点、数学10点、英語90点、平均すると36.6点。
受験だと受かるのは平均点の高いA君。
でも、会社が採用するのは英語が90点採れるB君なんだ。
なぜなら、会社は英語が90点採れるB君を採用して、
数学が90点採れるC君と、
国語が90点採れるD君とチームを組ませることにより、
チームの平均点は90点になる。
これが、一人でやる受験と、
チームでやる仕事の差なんだ。
そして、チームを組むと、組織力という力が発生して、
1+1が3にも4にもなるんだ。」
という話をしたら、ある生徒から、
「なんでチームを組むと組織力という力が発生して、
1+1が3にも4にもなるんですか?」
と質問をされました。
そんな質問、ビジネスの現場ではされたこともなく、
あまりに純粋な質問だったので、
少し「ドキッ」としました。
ビジネスの現場では、こういった話しをしても、
なんとなくわかるので各自で消化をしてくれるので、
決して出ない質問ですね(笑)
私は、この質問にこう答えました。
「それは、チームを組むと『関係性』という、
1にも2にも3にも化ける力が発生するんだ。
だから、人が二人しかいと1+1=2と思いがちだけど、
チームを組むと1+1に、
さらに関係性という∞(無限大)の数字が+(プラス)される。
それが、組織力というものだ。」
そう説明しました。
この後、2015年9月19日にイングランド・ブライトンで行われた
ラグビーワールドカップ2015を例えに話しました。
W杯通算1勝、2引き分けを挟んでW杯16連敗中だった
ワールドラグビーランキング13位の日本代表が、
過去2回のW杯優勝経験を持つ
ランキング3位の南アフリカ代表を34-32で破った試合です。
日本のスポーツマスコミにより
「ブライトンの奇跡」と報じられているやつですね。
まさしく、勝てない相手になぜ勝てたのか?
それは、日本のチーム力(関係性という無限大の力)が
プラスされた結果ではないでしょうか。
スポーツに例えたら腹落ちしたようです(笑)
あなたは、この『関係性』という力を使って、
組織力を発揮できていますか?