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なぜ、将来「東大卒」が就職できなくなるのか?

■日本の学校教育は、一般的に

問題点が多いと言われています。

 

特に指摘されるのは、

詰め込み型の知識習得に

重きを置いたやり方が

時代遅れだという点です。

私も、この意見には、

賛同する部分が多いです。

 

■確かに、日本で教育を受けると、

論理的思考力や

知識習得力においては、

高いレベルのものが身に付きます。

しかし、これらの力は、

社会ではあまり必要ありません。

特にこれから、

ロボットの普及が進むにつれ、

大部分が置き換わっていく分野です。

論理的思考や知識習得においては、

人間より、ロボットの方が何倍も

優れているわけです。

つまり、これが

何を意味するかというと・・・

ロボットの普及と比例して、

高学歴の人でも就職に困る人が増える

可能性が高いということなのです。

 

■現に、東大や京大を卒業しても、

就職先が決まらない人が増えている

という話も聞きます。

彼らは、

勉強が忙しく、アルバイトなどの

仕事経験が全くないため、

社会に出るのが怖くなってしまうケースや、

完璧主義で、失敗を恐れるあまり、

チャレンジを試みないケース、

 学歴の低い人を見下してしまい、

コミュニケーションが

うまく取れないケースなど、

色々な種類に分かれるようですが、

何にせよ、高学歴で就職先が決まらない人が

増えているという事実は、確かです。

学校で教わるものと、

社会で必要な能力が

違っているわけなので、

これも当然の現象だと言えます。

 

■では、これからの時代に、

社会で本当に必要とされる能力とは

どのようなものなのでしょうか。

それは、

「創造力」と「実行力」です。

順を追って、

解説していきましょう。

 

■まずは、創造力。

これは、何も、

他の誰もが思いつかないような

画期的で革新的な

アイデアを思いつく力

という意味ではありません。

普段の仕事の中で、常に、

「このやり方で良いのか?」

「なぜ、このような仕組みに

なっているのだろう?」

など疑問を持ち、

改善・改良に向けた

アイデアを練る力のことです。

あなたの毎日の仕事の中でも、

仕事の進め方や

顧客へのアプローチの仕方、

営業の方法、

サービスのラインナップなど、

やり方に疑問を持つ

ポイントはないでしょうか。

きっとあるはずです。

そのような、他の皆が

何となく、流している部分に着目し、

皆とは異なった視点から

改善案を考えてみて下さい。

これが、今後の社会において、

とても重要なスキルとなってきます。

 

■でも、改善案を

出すだけでは、ダメです。

それでは、

何もしていないのと同じだからです。

案を出すだけの人は、

「アイデア倒れの人」

という評価が下され、

次第に社内で信頼されなく

なってしまいます。

だからこそ、あなたには

アイデアを出すだけではなく、

上司に話し説得をし、

同僚を巻き込んで、

プロジェクトとして動かし、

一定の成果を出すというところまで

やってほしいのです。

ここまでいって、

初めて社内で評価される

スキルだからです。

日本人は、この、

人を巻き込んで動かすという部分を

苦手とする人が多いと言われています。

だから、

創造力と実行力を兼ね備えた人は、

評価され、どんどん出世していくのです。

また、これらの能力は、

現段階のロボットには、

こなせない領域です。

現在のロボットは、

言われたことや指示されたことを

高速で処理し、

ミスなくこなす

という「作業」が得意なのです。

あなたが、若いうちに、

創造力と実行力を備えれば、

ロボットに対する恐れもなくなるでしょう。

むしろ、

ロボットを使う側に回れるため、

今までよりも、

とても便利にプロジェクトが運べ、

今よりももっと早いスピードで、

精度の高い成果を出すことが

可能になります。

そうなれば、あなたが

日本に大きな影響を与え続ける

ビジネスパーソンとして、

各方面から評価される日も遠くないはずです。

 

創造力と実行力。

ぜひ、今日から

意識して仕事に臨んでみてください。