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「会社」から「社会」から会話が減った?

最近感じることがあります。

活気の「ある職場」?「ない職場」・・・・。

明らかな違いは、、、、、

会話の数が違うと言うことです。

 

社内だけでなく、

電車に乗っても町を歩いていても・・・。

この原因の一つに

ITの普及があると私は考えています。

特に日本人は

【世界一シャイな人種】などと

表されるように、

顕著に表れているような気がします。

 

どういうことかと言いますと、

インターネットの普及によって、

昔は人に聞いたり電話を掛けたりなどの

会話を通じて得られた情報が、

今ではパソコンの中から

無言で探せてしまうという現状です。

簡単な、例え話をすると、

道を歩いていて分からなければ

人に聞いていたものが、

今では手元の携帯電話によって

「会話なく」して調べられてしまいます。

社内でも、

今まで分からないことを

隣の人や上司に聞いていたことを、

パソコンの中から

「会話なし」で調べ上げられてしまいます。

何か相談事があれば、

友達に電話したり、

わざわざ時間を作ってもらって

会って話していたのが、

メールやSNSで

会話なしで相談できてしまう。

こういったことが

社内や社会で繰り返すことにより、

明らかに会話の数が減っているのです。

 

たとえば、

日本の人口1億2千万人として、

一人1つの会話がなくなっただけで、

世の中から1億2千万個の

会話がなくなっているのです。

そう考えていただければ

わかるように、

どれだけの数の会話が

社内や社会から減っているのか、、、、。

活気がなくなるのも

当然かもしれません。

 

最近知ったのですが、

「社内から会話が減る弊害」を

知ってか、知らずか、

某IT企業では

1日2時間は仕事をしないで

世間話をしながら

新しいサービス・商品の

改善などについて

コーヒー等を飲みながら

自由に話す時間を設けるそうです。

仕事効率を追及をして、

会話がないと思っていた

IT企業では意外にも工夫をしています。

 

「つい20年前くらいの

インターネットがない頃は

どうしていたのだろうか?」

「携帯電話がない頃は

どうしていたのだろうか?」

そう考えると

私自身も機械に頼って、

明らかに会話が減っている気がしました。

 

もちろん、技術の進化を

否定するものではなく、

使い方によっては

非常に便利なツールでもあり、

生産性を劇的に

向上させるものでもあります。

良くないのは、

生産性を上げるために

【会社自体も無駄話を嫌う】

傾向にあると言うことです。

その結果、

隣同士の席にもかかわらず、

メールやSNSで会話をするような

社員が出現してしまうのです。

ITの普及は

便利さを提供したと同時に

人から大切なもの、

【会話】を奪ってしまったような気がします。