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九の「正直」と一の「嘘」

人は誰でも程度の差はあっても

「嘘」を付いた経験があるだろう。

過去かも知れないし、

現在進行形の人もいるかも知れない。

私はまだ若い頃、

自分をよく見せたかったり、

自分をごまかすために

「嘘も方便」と思い、

嘘をついたことがある。

この場合の「嘘」とは、

「自分は相手にこう言いたい!」

と思いながらも言えないことも含まれる。

これは、相手に思ったことを

伝えていない「嘘」である。

 

しかし、会社を経営し始めてから、

結婚をして、そして子供が出来てから、

出来るだけ誠実に正直に生きたいと思い、

極力「嘘」を言わないようにしているが、

それでも「0」かと聞かれれば、

正直自信がない。

よく、「冗談」は言っても

「嘘」は言わないなどと言うが、

その違いは何だろう?

辞書によると

「嘘とは、

事実を曲げてこしらえたこと。

本当でないこと。偽り。」

「冗談とは、

ふざけて言う言葉。

たわむれに言う話。」

と書かれている。

では、ふざけて言った「嘘」は

嘘? 冗談?

 

なんてことはどうでもいいとして、

私は嘘をついたことのない人、

これからもつかないという人はいないと思う。

しかし、私流に言わせていただくと、

【必要な嘘】と【不必要な嘘】

があると思う。

不必要な嘘はなくすべきだが、

必要な嘘は人間にとっての

許容範囲なのだろう。

車のハンドルで言う

【遊び】と言われる部分であり、

ハンドルは動くが

交通事故を起こすような曲がり方はしない

範囲ということ。

つまり、人に迷惑を掛けない

程度の嘘ということが

言えるような気がする。

その割合が

【 九 : 一 】位ではないだろうか。

 

ところが、

人はそれ以上に嘘の多い人生を

歩んでいるような気がしてならない。

そう考えると、

【 九の「正直」と一の「嘘」 】

くらいで生きていくと、

良い「人生」も良い「仕事・経営」も

できるような気がする。