リーダーのための「人づくり、組織づくり」に特化した日本一の教育機関を目指す!
経営者向けセミナー・講習会

あえて負荷を掛けて「心」も「体」も鍛える

私はスポーツジムに通っていますが、

そこから学んだエピソードをご紹介します。

「筋肉への負荷」と「心への負荷」の相関関係についてです。

 

あなたは筋肉を作るのに

二つのやり方があるのをご存知ですか?

私は筋肉の専門化ではないので、

表現の仕方が多少間違っているかもしれませんが、

一つは細い筋肉を作る方法と、

もう一つは太い筋肉を作る方法です。

 

私はジムに通い始めて10年以上経過していますが、

歳の割にはそこそこの肉体は手に入れたものの、

胸板や腕周りなど、

どうもいまいち筋肉の厚みが増えないので、

トレーナーの方に相談をしました。

 

すると、

「今の嶋津さんのやり方では引き締まった体にはなっても、

筋肉の厚みが増すやり方ではない」

と指摘を受けました。

筋肉の厚みを増すには、

バーベルなど持ち上げるときに、

回数は少なくても構わないので、

負荷(重さ)を掛けることが大切だと教えてくれました。

 

「心の筋肉を鍛えろ」と言いますが、

人間性を鍛えたり能力を鍛えるときに、

中途半端な仕事の負荷よりも、

折れてしまいそうになるくらい

大変な困難や責任を負わされてやったときの方が

心が鍛えられ、

より大きな達成感や学びが得られた気がします。

部下もあえて高い負荷を掛けて仕事と向かい合わせたときの方が、

成長していた気がします。

 

もちろん負荷の掛け方を間違えると、

体が壊れてしまうように、

能力以上の間違った負荷をかけ過ぎてしまうと、

自分自身も部下も、

そしてその関係も壊れてしまいかねません。

ですから、耐えられるくらいの高い負荷を与えて、

自らも鍛え、部下も鍛えることが、

結局は本人のためにはなるのかもしれません。

そのこのさじ加減が俗に言う

「仕事の与え方の上手い上司・下手な上司」

の違いなのかもしれません。

 

あなたは「心」や「能力」の筋肉を鍛えるために、

自分に高い負荷をかけていますか?

部下の成長を願うからこそ、

部下にも高い負荷をかけていますか?

一覧へ戻る