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部下の成長は待たされるもの

人はなぜ不安になったり心配になったりするかご存知ですか?

それは「見えない未来」に対して不安になったり、

心配になったりするのです。

ということは、

心配や不安を解消するためには、

少しでも見えないことを見えるようにすればいいわけです。

この心配や不安を少しでも和らげてくれるものは何なのか?

それが世でいう

「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」です。

あまりにも当たり前なのでがっかりされた方もいるかもしれませんが、

これが非常に大切なのです。

 

仕事を任せられた部下には、

「結果責任」はもちろんですが、

「説明責任」も問われます。

心配性の上司は、そのことを仕事を任せるときに、

はっきりと部下に伝えていくべきでしょう。

更には、

どんなタイミングで、

どんな内容の報告を受けたいと考えているのか。

そこまでしっかり指示をしておけば、

だいぶ心配は解消されるはずです。

 

そして、忘れてはならないのが、

仕事を任せたからには上司として、

ある能力が問われます。

それは「我慢する」という能力です(笑)

 

私は部下育成に関するセミナーの中で

「部下の成長は待たされるもの」と説いています。

例えば、お子様がいる方なら分かりやすいと思いますが、

親にとって子供が成長していく段階で

「早く○○できるようになって欲しい」

と思いながらも、待たされることばかりですよね。

笑う、

目が見えるようになる、

しゃべる、

ハイハイする、

歩く、

食べる、

幼稚園に行く、

小学校へ行く、

中学へ行くなど、

待たされることの連続ではないでしょうか。

要するに、

部下の成長を考えるのであれば、

我慢するということは付き物なのです。

仕事を任せたと表面上は伝えていても、

結局細かいところまで口を出していては、

部下にしてみたら

「だったら最初からこの仕事を任せないで自分でやれよ」

ということになってしまいます。

生まれたばかりの赤ちゃんに

「お前は‘あいうえお’も言えないのか」

とは我慢仕切れずに怒ったりしませんよね(笑)

ぜひ、部下のことを思うからこそ、

待つ勇気を持ってあげてください。

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