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仕事は『3』の原則で選択と集中を

最近改めて経営は「選択と集中」であるとつくづく感じます。

私が経営に参画させていただいている会社は

ベンチャー企業が多いせいもあるかもしれませんが、

どうしても

「これをやったら儲かるんじゃないか」

「こうやったらおもしろいんじゃないか」

「こうしたらお客様の役に立てるんじゃないか」

と、あれもやりたい、これもやりたい、と、

いろいろなことに手を出したり考えたりする傾向があります。

私も経営者として分からなくもありませんが、

経営資源(人・物・金・情報・時間)に乏しい中小企業、

または体力的に弱っている大企業だからこそ、

今ある経営資源をいかに大切なことに集中できるかどうかですから、

そこは「何をしないか」を決める勇気に尽きます。

四六時中ひとつのことを集中して考えている人と、

10個のことに能力を分散して考えている人では、

その物事に対するアンテナが変わってくるので、

情報を受け取る能力が変わってきます。

1年間に集中して200回ゴルフをやる人と、

1年で10回20年間で同じ200回やる人とでは

どちらが上手になると思いますか?

虫眼鏡のように一点集中で太陽の光を集めるからこそ、

紙を燃やすことができるわけです。

そうは言ってもビジネスなので、

たった一つのことをやればいいというように

上手くはいかないのが現実です。

そこで私がよく使うのは、

『3の原則』という考え方です。

実はこれには何の根拠もないのですが(汗)、

例えば、

・オリンピックでも金・銀・銅と3位まで

・3原色(青緑・赤紫・黄)

・自然界の物質は固体・液体・気体

・時代の流れも現在・過去・未来

・信号も赤・青・黄色の3色

・構造建築の分野でも、より強度を得るには、三角形を基本

・一日は朝、昼、晩

・上、中、下

・ジャンケンは、グー、チョキ、パー

・松、竹、梅

・和、洋、中

・自衛隊も陸・海・空

など、

世の中見回してみると3つの事柄から成り立っていることが

非常に多いことに気付きます。

あなたもぜひ周りを見回してみてください。

要するに、会社でいっぺんに進める事業は3つまで、

一人の従業員がいっぺんに進める仕事は3つまで、

一人の人間が同時に進めるプロジェクトは3つまで、

というように、

何とか3つに絞って取り組むと、

集中と選択ということが、

どうにか成り立っているという感覚値があります。

実際私の関係会社には、何事も3つに絞り、

残りは勇気を持って今は捨てていただき、

実績が上がっています。

「忙しくて時間がない」

「やることが多すぎてどうしていいか困っている」

「いろいろなことをやり過ぎて力の分散につながっている気がする」

そんな方がいらしたら、

勇気をもって切り捨て、3つに絞って試してみてください。

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