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リーダーに必要な「善」の心

私は自書にも何回か書いていますが、

「赤信号を渡らない」と決めています。

あなたは49:51の法則というのをご存知でしょうか?

これは、心の中のことは大体51:49くらいのところで

勝負が付いていることが多いという話です。

最近の企業不祥事に始まり個人の不正や事件など、

いつの時代も企業の不祥事は耐えません。

 

しかし、そういった事件の関係者は、

始めから悪いことをしようと思ってしている人はまれではないでしょうか。

つまり不祥事を起こす人でも、

最初から悪い心が100でよい心が0というわけではなく、

おそらく悪い心が51で、良い心が49の

ギリギリのところで迷っての結果なのではないでしょうか。

 

人間は善の道を求める心が欠けると、

直ぐに悪い心がはびこってしまいます。

そういう弱い生き物だからこそ、

常に悪い心がはびこらないように

良い心を鍛え上げておく必要があるのです。

 

そこで、私は「善」の心を養う自分への訓練として

「赤信号は渡らない」と決めています。

今度あなたも信号で観察をしてみてください。

車の通りの少ない信号、狭い道の信号、

何でこんなところに信号があるのか分からないような信号では、

ほとんどの人が信号無視して渡っています。  

挙句の果てにせっかくちゃんとルールを守って待っていた方でさえ、

誰かが信号無視をして渡ったのをいいことに、

人に流されて「悪」の心がはびこってしまい、

後を追うように渡ってしまう。

非常に残念なことです。

 

リーダーたるものは人に流されず、

自ら流れを作れる存在でなければなりません。

人に流されてしまう人は周りの流れが止まってしまうと

その人も止まってしまいます。

しかし、自ら流れを作れる人は、

周りの流れが止まっても、

流れ続けることができるわけです。

要するに、

正しいことを貫く信念と間違いを正す勇気が必要なのです。

そんな背景から私は赤信号を渡らないことにより、

自分の心に「善」の心が常に宿るように鍛えています。

 

実はそれだけでなく、他にもあと二つ理由があります。

それは、私にもかわいい息子がいます。

自分の子供だけでなく世の中の子供たちは、

これからの世の中を背負う社会の大切な宝です。  

大人が信号無視をしているのを見て、

それをマネして車が来ないことをいいことに、

信号無視をして交通事故にでもあったらゾッとしてしまいます。

そういった意味で、

子供の見本となる大人でありたいということが二つ目の理由です。

 

3つ目の理由は、

単純に、信号くらいきちっと守る余裕のある人生を送りたいということです。

 

あなたは普段から善の心を養っていますか?

普段どんな訓練をしていますか?

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