「ワーク・ライフ・バランス」
この言葉自体一度はお聞きになられたことはあると思います。
実は、私はこの言葉に相当違和感を感じています。
なぜなら、本当の意味でワークもライフも充実させている人は、
決してその二つを分けた生き方をしていないということです。
ライフの一部がワークだという生き方をしている人が、
本当の意味での幸せや豊かさを感じている気がしてなりません。
逆をいえば、ワークとライフを分けている人ほど、
意外と幸せでなく、
本当の意味での豊かさを手にしていない気がします。
あなたは、
人生は突き詰めると3つのカテゴリーに分けられることをご存じでしょうか?
それは、
「睡眠」
「プライベート」
「仕事」
です。
1日24時間ですから
「睡眠8時間」
「プライベート8時間」
「仕事8時間」
8時間×3=24時間。
これは最高の時間の使い方だといわれています。
ところが、現実として多くの残業もしますし、
通勤時間なども仕事の一部と考えれば、
働いている限り、
圧倒的に仕事に費やす時間が多いのがお分かりいただけます。
そうなんです。
もうお分かりだと思いますが、
もっとも時間を費やす仕事が、
やり甲斐がなかったり、
楽しくなかったりして、
どうしてライフの充実があるのでしょうか?
人生の大変多くの時間を費やす仕事が充実していなくて、
私的な充実はあり得ないといっても過言ではありません。
要するに、
仕事を充実させない限り私的な充実がないということは、
本当の意味で人生に幸せや豊かさ・楽しみを感じるには、
分けること自体に無理があるということなのです。
そう言う意味では、
ワーク・ライフ・バランスではなく、
ビューティフルライフの方が正しい気がしてなりません。
仕事が「できる」「できない」をX軸、
プライベートが充実を「している」「していない」をY軸で切ると、
以下の4つのパターンに分けられます。
1)仕事もプライベートも充実している人
2)仕事は充実しているが、プライベートは充実していない人
3)仕事は充実していないが、プライベートは充実している人
4)仕事もプライベートも充実していない人
さて、あなたは、どの人でいたいですか?
また、本当の意味で仕事ができて、
豊かさも、幸せも、楽しさも手に入れている人はどの人だと思いますか?
ぜひ、ワークとライフを分けずに、
ライフの一部にワークを組み込み、
「どんなビューティフルライフを送るか?」
を考えて欲しいと思います。
また、あなたの部下にも考えさせて欲しいと思います