成果を「出せている人」と「出せていない人」は
努力の量が違うといってしまえばそれまでですが、
その違いを見つけたくなりました。
せっかくの機会なので、
自分の振り返りも含めて、
偉そうに一つお話をしたいと思います(笑)。
いろいろ観察をしてみましたが、
やはり、一つ決定的な違いを見付けました。
それは、「行動力の差」です。
本当に周りを見ていて、
「やる」と決めたことや
「やらなければいけないこと」に対する行動力が鈍くて、
とてもイライラすることがあります。
「怒らない技術」という本を書くにあたり
「怒り」について研究する前は、
そのイライラをいつも爆発させていました(汗)
もともとせっかちだというのもありますが、
直ぐに動けるような電話一本、メール一通ですら動かない人がいると、
本当にイライラしていました。
それに比べて、仕事のできる人は、
決めたことや、やらなければならないことは、
直ぐに動く。
要するに必ず行動に移し、
そして早い、と言うことです。
一緒に仕事をしてとても気持ちがよく、
楽なパターンですね(笑)
経営も一緒で、
私は企業セミナーで
「企業の戦略の実行度は何%かご存知ですか?」
と言う質問をします。
実は10%程度しかないそうです。
要するに決めたことが10個あったとしたら
実際は一つしか実行されないということです。
「差別化」という言葉がありますが、
商品やサービスで差別化を図ることも大切ですが、
私は最近それ以上にこの
「実行率」を上げることが
他社との最大の差別化に繋がると思ってなりません。
実行率を20%に上げただけでも
平均的企業より行動量が2倍になると言うことですからね。
目標を立てることが成果をかるのではなく、
学ぶことが成果をかるのでもありません。
戦略を立てることが成果を変えるのでもなければ、
ミーティングが成果を変えるのでもありません。
「行動することが成果を変える」のです。
この大原則に基づき、
一度自分や自分の会社の行動の実行率を
見直してみてはいかがでしょうか。