先週金曜日は、
海外の空港とスーパーを例にとって
相手が自ら取り組む『仕組化』についてのお話をしました。
今週は私が実際に実践をした
『行動力を上げる仕組化』
についてお話をしたいと思います。
私は耳にタコができるほど言い続けていることがあります。
それは、
「行動することが成果を変える」
ということです。
要するに、
「行動なくして成果なし!!」
ということで、至極当たり前のことですね。
しかし、以前メルマガでお伝えをしましたが、
企業の戦略実行度は10%程度しかないのが現実です。
私の会社も10%かどうかは別として、
創業当初実行力に問題のあった時期がありました。
そこで、自分がやるといったことは
ちゃんとやったかどうかをみんなで確認していくために、
「行動の見える化」
に取り組みましました。
具体的にどうやったかといいますと、
会議や打ち合わせで
「こうしよう」「ああしよう」
と決まった行動内容を紙に書いて、
各自が張り出すようにしたのです。
紙の中には、
*実際の行動内容
*その行動の目的・期日
*その行動がどの成果を生み出すために必要なのか
を記載します。
そして、実行した行動については、
結果の良し悪しは関係なく花を飾っていきました。
これは、営業の売り上げグラフと一緒で、
行動のグラフ化をしたようなものです。
これにより、参加者みんなで
・実行度を見られているという緊張感
・張り出された紙の数により行動の量の確認
・行動の実行度(実行率)の確認
・行動の集中と選択
という効果が働き、いいこと尽くしでした。
ここで最も気をつけなければならないのは、
こういったことを
「上司に強制されている」
という感覚にならないようにすることです。
そのために必要な事は、
事前のしっかりした説明と部下の理解です。
ゲーム感覚があったほうがよりいいですね。
よく現場で、
部下に文句を言ったり叱責したりする光景を目にしますが、
部下を責めるのではなく、
部下が自らやる仕組みを作ってあげることが
上司として大切なことではないでしょうか。
何かあって部下を責めるような場面に遭遇したときは、
「 この件を仕組化して再発防止をできないだろうか? 」
「 この件を仕組化して、自ら取り組むようにできないものか? 」
とチャンスだと思って考えてみてください。
あなたが今直面している自分の問題を
『仕組化』して正せることは何ですか?
また、それはどのような仕組みですか?