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「自律」のための強制力

「自律」とは「自立」ではなく、

読んで字の如し「自分を律する」ということです。

 

人は

「これを手に入れたい」

「これを成し遂げたい」

という思いとは裏腹に、

本来人間が本能的に持っている

「楽したい」

「苦労するのはいやだ」

という怠け心が常に発生します。

 

以前のメルマガでお話をしましたが、

私も究極の怠け者の一人です(汗)

だからこそ、成果を出すために

常に‘仕組化’を考えているわけです。

 

例えば、ジムに通っているのですが、

そこで、健康の一環として

ランニングマシーンを利用しています。

 

実は、ジムなどの風景が変わらないところでランニングするよりも、

街中の風景を見ながら風を感じて、

毎日違うルートで日々何かを発見をしながら

ランニングをしたいと思っているタイプなのです。

 

特に、旅行をした時や、

引っ越しをしたとき、

出張へ行ったときなど、

街を走った方がいろいろな発見があっていいし、

気持ちもいいのだろうなとも思います。

 

ところが、正直私はランニングが嫌いです(汗)

街中の新しい発見よりも、

ランニング嫌いの方が勝ってしまっているのです。

ですので、街中をランニングしていると、

疲れたりすると怠け心が首を出し、

直ぐに自分に言い訳をして歩いてしまいそうになります。

 

しかし、私には健康のためにランニングが必要です。

そこで、歩かないようにするためにどうしたらいいかと考えたところ、

ジムにあるランニングマシーンで、

地面を強制的に回すことにより、

怠け心を少しでも封印しようとしています。

 

ご存じのとおり、

ランニングマシーンは一定のスピードを設定すると、

設定した時間内は、強制的にベルトが回り続けます。

さぼるにはベルトから降りるか、

設定を解除するしかありません。

これは私なりの自分自身への強制力を働かせる‘仕組化’、

言い方を変えるのであれば、

強制的「自律」です(笑)

 

経営をしていると、もしくは部下を指導していると、

どうしても成し遂げなければならないことがある時に、

本人の好き・嫌いなど関係なく、

強制力を働かせてでも実行しなければならないこともあります。

強制力というのは、

リーダーとしての大切な能力だと私は思っています。

その強制力を働かせるための‘仕組化’は大切な仕組みです。

特に、人間の「怠け心」を封印するためには、

こういった仕組みが大切になってきます。

 

その一例として、私の身近な出来事ではありますが、

「 自分自身に必要なのはわかっているが、

好きではないことなので、できればやりたくない 」

ということに対して、

強制的にやらざるを得ない環境を作るという意味で

ランニングマシーンを使うという

‘仕組化’を取り入れたわけです。

 

正しい‘仕組化’であれば、

ちゃんと説明をすれば理解は得られるはずですし、

その時得られなくても、

後日アウトプットを見たときに、

その正しさは証明されるでしょう。

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