以前、ブルース・リーと弟子の会話の一部で
「・・・その調子だ。今どんな気持ちだ?」
(弟子が視線を右上に外しながら考える。
すると、ブルース・リーが弟子の頭を叩き一言)
「考えるな!感じろ!」
という場面があったという話をしましたが、
まさしくこれを思い出す実場面を思い出しました。
私は妻と喧嘩することはほとんどないのですが、
久しぶりに喧嘩をしたことがありました。
原因は、私のコミュニケーションの取り方についてです。
上司と部下のコミュニケーションを教える立場として
お恥ずかしい話です(汗)
たまたま機会があり、
ある60歳過ぎの人生の先輩にその話をして、
「今度ちゃんと妻から
どんなコミュニケーションのとり方を望んでいるのか
聞いてみようと思っています 」
と話をしたところ、その方が
「嶋津さん、夫婦なのに聞かなければ分からないのかい? 」
と言われてしまい、
ガーンと頭を殴られたような気がしてしまいました。
毎日一緒に暮らしていて
たくさんのことを話していて、
いろいろな価値観をすり合わせていくのが夫婦なのですから、
そんなことは聞かなくても
感じ取ってあげなければいけないのだとつくづく反省しました。
私は大学時代バンドをやっていましたが、
普段の練習の中から
他のメンバーが今何を感じているのか、
この曲のこの部分はどこで切るつもりなのかなど、
気を使いながらステージの上ではアイコンタクトや
他のメンバーの状況を見て感じ取ることをしていました。
セミナーもコミュニケーションも呼吸をしているので、
相手が、はきたいのか?吸いたいのか?
を感じ取るようにしています。
呼吸を合わせるという言葉がありますが、
相手が丁寧な文章で書いてきたのに、
自分は乱暴な文章を書いたり、
目上の方への文章なのに、
友達に書くような文章を書いたりすることは、
まさしく呼吸を合わせることができていない典型ですね。
まさしくKY(空気読めない)かもしれません(笑)
喧嘩の発端は結果的に些細なことなのですが、
私が、甘えたり・おごったり・自惚れたりしたときに、
いつも近くにいて「ビシッ」と指摘してくれたり、
気付かせてくれたりする妻の存在には
感謝するばかりです。