以前、ある人からあまりにも当たり前のことを言われて
「ハッ」
と思ったことがあります。
それは、
「今、自分の子供がハイハイをしていて
かわいいと思うかもしれないけど、
ハイハイなんて直ぐにしなくなっちゃうんだよ。
何をしゃべっているのか分からない
アウアウ言っている状況なんて直ぐになくなって
生意気な口をきくようになるんだよ。
だからこそ、
できるだけ子供といる時間を増やして
そう言った場面を一つ一つ目に焼き付けて、
楽しんで、いい思い出作りをしておいた方がいいよ。
もう二度とやってこない大切な日々だからさ」
また、ある中学生の子供を持った親の方が、
「子供がこの年になるまで手塩にかけて育てたのに、
中学生位になると親元から去っていってしまう。
ついこの間まで、一緒にご飯を食べたり
一緒に旅行に行ったりして
家族みんなで楽しく過ごしていたのにね。
自分の子供が大人になった証拠だから
喜ぶべきなのだろうけど、
正直寂しい。
親の心子知らずだよね。
子供から必要とされているうちが花だよね。」
と言っていました。
この二つの出来事からも分かるように、
いつの日も人は必要とされているうちが花だと言うことです。
しかし、ここで気をつけなければならないのは、、、、
【 必要とされたい 】
という親や上司のわがままで、
その人自身の自立を阻害し、
成長を妨げるような
【依存】をさせてしまってはいけないということです。
親にとって何がいいかではなく、
子供や部下にとって何がいいかが
何よりも最優先されなければならないのです。
子供や部下の成長のための次のステージを考えて、
我々上司や親は常に一つ上のステージから見守ってあげ、
子供や部下の自立のために、
時には心を鬼にして突き放す時が来るのかもしれません。
私はいつも部下の【自立】を考えています。
それだけは自信があるのですが、
そのためにたまに強烈なことをするので
誤解されやすいのも確かです(笑)
その時は正直落ち込みますが、
「自分は相手にとってのベスト」
を考えているという信念を忘れずに、
常に前へ進むようにしています。