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起業家に私が必ず伝える3つのこと

私は会社を辞めて独立をしようと思っている人に

アドバイスを求められると、

必ずする【三つ】のアドバイスがあります。

 

一つ目は、

サラリーマンで給料をもらえているうちに

部下を持ってマネジメントを勉強させてもらうことです。

会社に所属して給料をもらえているうちは、

仮に人のマネジメントに失敗しても給料はもらえます。

しかし、独立をしてから人のマネジメントに失敗をすると、

致命傷になりかねません。

特に起業したての頃は人数も少ない中、

あっという間に会社がつぶれる原因になりかねません。

ですから、給料をもらえているうちに

人のマネジメントについては、

たくさんの経験を積ませてもらった方がいいとアドバイスします。

 

二つ目は、

身近に叱ってくれる人を置くということです。

人は偉くなればなるほど、

歳をとればとるほど叱ってくれる人が減ります。

人は完璧ではありません。

間違った方向に進みそうになったときに、

しっかり意見を言ってくれる人は、

本当にありがたいものです。

できれば、【外部の方】よりも

社内事情に精通している【身近な部下】の方がベストですね。

 

そして、三つ目は、

「自分が誰なのかを知ることだ( Who am I? )」

と伝えます。

何が得意で、何が好きで、どんな性格で、どんな能力があって、

どんなときに喜びや楽しみ、やり甲斐、生き甲斐を感じるか、

強みが何で、弱みが何で・・・・など。

私は起業そのものを目的にした「起業」は

よくないと考えています。

向いていない人が起業しても失敗の元であり、

会社を潰せば、従業員、取引先、お客様など

不幸に巻き込む人もたくさん出てきてしまいます。

そして何よりも自分自身が不幸になります。

大切なことは自分が向いている立場で、

向いている仕事をして、

自分も、楽しく、喜び、やり甲斐、生き甲斐を感じ、

他人も喜ばすことのできるポジションで仕事をすることだと

思っています。

そうやって人は、

楽しく頑張ることそのものが会社への貢献になり

社会に貢献できるのです。

 

私は最近つくづく思うことがあります。

これは謙虚ぶっているわけでも何でもなく、

たいして頭も良くない、

極端に行動力があるわけでもない私が、

なぜ今のような社会的立場でいられるのか?

特に最近の30代前半の若い起業家で賢く、

行動力がある人を見て、

自分の30代の頃と比べると、本当に落ち込みます。

しかし、私が実績を積み、

今のような社会的立場でいられるのも、

間違いなく理由があるのです。

それは、サラリーマン時代にマネジメントで 

多くの失敗を経験させてもらったこと、

幸いにも叱ってくれる部下がいたこと、

そして、自分は何者なのかを

探求し続けたことだと思っています。

会社を発展させていくには、

どんなに賢く行動力があって個人的には優れていても、

自分を信じて付いてきてくれる社員をまとめ上げていく

【コミュニケーション能力】がなければ

人も会社も伸びないのです。