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嶋津流 運のつかみ方「蚊と献血の法則」

■「運がいい人、悪い人」

とよく言いますが、

以前、上海でセミナーを行ったとき、

参加者から以下の質問を頂きました。

 

『 嶋津さんは、

「運」についてどのように考えていますか? 』

 

そのとき、普段あまり話さない、

「運」に対する私なりの考えをお話しました。

 

-------------------------

「運」を良くするには、

あえて人に流されてみる

-------------------------

 

ということです。

 

ただし、大切な条件が3つあります。

 

それは、

1)自分より優れている人

2)自分より運が強い人

3)自分が欲しい成果を既に持っている人

 

 

■以前、ある上場企業の経営者に

「嶋津さん、

とにかく運のいい人と付き合いな」

という、アドバイスを頂きました。

 

「運」のいい人と付き合うことで、

その人の「運」を少し分けてもらう、

ということだと、

今になってこのアドバイスの

意味が良くわかります。

 

 

■自分より優秀な人、

運がいい人に流されてみる

という、運をつかむ、

このコツのことを私は、

【蚊と献血の法則】

と名付けています。

 

優秀な人や運がいい人と付き合い、

「優秀」なところや「運」を

蚊が血を吸うように、

少しだけ分けてもらい、

自分が良い思いをしたら

「献血」のように、

もらったもの以上のものを

沢山の人に分ける。

 

この考えを持つことによって、

「運」が循環し、

みんながハッピーになり、

「運」をもらった意味が

あったと私は考えます。

 

 

■わかりやすい事例を

一つお伝えします。

 

あなたは、

食事をするときのメニューや、

お店などを積極的に自分で決めたりしますか?

 

私は、グルメな友人の場合は

あえて自分で決めず

相手に選んでもらうようにしています。

 

なぜなら、

自分だったら行かないタイプのお店など

新しい世界を見せてくれるからです。

 

また、メニューも

相手に選んでもらいます。

 

自分で選ぶと、

自分の好みで選んでしまうので、

いつも同じようなものに

偏りやすいからです。

 

もちろん、お店やメニューに関して

私の方がよく知っている場合は別です。

 

しかし、残念ながら

私はあまりグルメではないので

正直お店をよく知りませんし、

ちょっとおしゃれなお店に行って

メニューを見ると

難しい言葉が使われていて、

どんなものが出てくるのか

全く分からないという感じです(汗)

 

いいお店を紹介してもらったり、

自分では選ばないようなものを食べて

おいしかったとき、

今度は自分がお店を選んだりする場合に、

それを紹介したりして相手が喜んでくれると、

『蚊と献血の法則』

が成立するわけです。

 

 

■このように

あえて人に流されることによって、

普段接することのない、

新しい世界が見えてきます。

 

その新しい世界に接することで、

今まで見えていなかった、

新しい自分に気づく

きっかけになったりします。

 

運をつかむために、

優れている人、運がいい人と

積極的に付き合って

見てはいかがでしょうか。

 

 

■ただし、

「自分さえ良い思いをすればいい」

というのは注意してください。

 

優れている人や

運がいい人が離れていき、

二度と付き合ってくれないかもしれません。

 

あなたは、

1)自分より優れている人

2)自分より運が強い人

3)自分が欲しい成果を既に持っている人

と積極的に付き合っていますか?

 

その人からもらったものを

他の人に分かち合っていますか?