部下に相談を持ちかけられたら、
アドバイスをする前に「君はどう思う?」と聞いてみる。
全く答えを持っていなかったとしたら、
自分では何も考えずに上司に相談に来たことだ。
そんな状態で、上司がアドバイスをしても、
今後のためにはならない。
だからこそ、自分なりの考えを持っていない部下は一度追い返して、
考えてから出直すように伝える。
部下の相談に即答していたら、
部下が考えなくなってしまうという
重大な副作用を生むことを、
上司は忘れてはいけない。
部下の問題を上司が解決してしまうということは、
部下の大切な成長の機会を奪うことになりかねない。
部下に真剣に考えさせたい場合、
あるいは猛省させたい場合には、
バーチャルプランを提出させるという方法がある。
バーチャルプランとは、
うまくいかなかった結果を過去にさかのぼって、
改めて「どの時点で、誰が、何を、どうしたらできたか?」
という架空のプランを出させるという方法。
時間はかかるかもしれないが、
失敗を教訓にして、次に生かせるようになる。