あなたは情報をどこまで部下に開示していますか?
私は、創業当初よい影響を与えると思った情報は公開し、
それ以外の情報は極力開示しないようにしていました。
マイナスの情報を公開すると、
社員が辞めてしまうんじゃないかと不安だったからです。
しかし、ある時期からそれは間違っていると思うようになりました。
それは社員を信頼していないからだと気が付いたのです。
信頼できる社員になら、会社の現状について、
よいことも悪いことも明らかにできるはずです。
実情を理解してくれたほうが、
これからやるべきこと、
向かうべき方向について一緒に考えることができます。
情報をオープンにして、ガラス張りの組織を作り上げることで、
それまで以上に社員の結びつきが強くなり、
より強い信頼関係を築くことができたのです。
情報は、いつ、どこで、誰の役に立つか分からないので、
上司は情報にフィルターをかけてはいけないのです。
会社や部門の状況を正しく知ることで、
責任の意識が高まり、
仕事のモチベーションに影響を与えることも考えられます。
私自身の経験では、
部下を信頼して情報を公開したら、
逆に、部下は私や会社を信頼してくれるようになりました。
上司と部下が問題を共有するためにも、
部下に対する信頼を示すためにも、
そして自分自身が楽になるためにも、
是非情報は開示してください。