上司ともなれば、
部下が1人だけというケースはまれだ。
複数の部下を持つというケースの方が一般的なはず。
たくさんの部下を持っていると、
全員(あるいは複数)の部下の前で話をするときには力を注ぐが、
一対一の関係のときには
ついつい力を抜いてしまっているという人も、
たまに見かける。
しかし、この態度には大きな問題がある。
一対一で部下と向かい合っているとき、
あなたは目の前の部下のことだけを見ているのかもしれない。
しかし、その部下の後ろには、
あなたの部署全員がいるということを忘れてはならない。
上司にとっては、
目の前の一人という感覚かもしれないが侮ってはいけない。
上司は二つの目で部下を見ているかもしれないが、
部下は、部下の数×2の目で見ていることを忘れてはならない。
1人の部下の後ろには、
常に部門の全メンバーが控えているのだ。