上司だって人間なので、さまざまな欲を持っている。
しかし、仕事をしていく上では、
これらの欲をしっかりとコントロールしていく必要がある。
つまり、セルフマネジメント能力を常に念頭に、ということだ。
セルフマネジメント能力は、
上司に限らず、どんな立場の人にも必要なものだが、
やはり大きな権限、責任を担っている上司には、
特に必要といえるだろう。
上司なら、私利私欲を超えたところで
「会社にとって本当に必要なのか」
「この取引先を選ぶことで、会社に利益をもたらすのか」
「好き、嫌いではなく、正しいのか、どうか」
という尺度で判断しなければならない。
このような判断するには、
自分の心の中に第三者の目を持つことが効果的だ。
第三者の目を持つコツとしては、
自分の家族や親兄弟に胸を張って言えることかどうかを考えてみることだ。
そうすることで、常に客観的に物事を捉えることができる。
部下や会社全体に与える影響の大きさを自覚し、
「したいこと」ではなく、
「すべきこと」を優先して判断できるように高い意識を持とう。
それこそが、マネジメント能力なのだ。