上司は多面的、具体的、長期的な視点で判断することが必要だ。
物事を一方だけから見ていると、
得てして重大な見落としをしてしまいがち。
多面的に見る意識を持っていれば、
想像もしなかった複数のメリットを発見したり、
巧妙に隠されたデメリットの存在に気づいたりする。
そのぶん、
メリットやデメリットをきちんと考慮して、
的確な判断ができるようになる。
また、目先の些細なことにとらわれていると、
後々大きな痛手をこうむることもあるので、
時代の流れ、
業界の動きなども考慮した長期的な視点は不可欠だ。
そして、上司は具体的な考え、表現をすることも大切だ。
部下から報告を受ける場合もそうだが、
話を聞くときでも、話をするときでも、
具体的でなければ、説得力に欠けていて、
実際の行動に移すこともできない。
長期的、具体的、多面的という
三つのキーワードはぜひ覚えておいてほしい。
この三つを意識して考えていけば、
いろいろな発想が生まれ、
どんな問題でも打つ手が必ず見つかる。