人はだれでも価値観が同じ人と仲良くなりやすい。
しかし、仕事をするうえでは、
同じ価値観の人ばかりが集まっていても、
成果を生み出すわけではない。
むしろ、価値観の違う人の存在を大切にする必要がある。
上司が部下を見る場合、
「そもそも価値観は違うものだ」
と認識する必要がある。
「私は私であって、あなたではない。
あなたはあなたであって私ではない」
という考えが、人間関係においての大原則だ。
もちろん、自分の意見をはっきり伝えることは大切だ。
しかし、相手の意見を否定しないということが同時に必要だ。
「自分と違う意見=間違い」ではない。
価値観が違えば、意見も発想もまったく異なる。
だからこそ存在価値がある。
ときには議論になり、
話がなかなか前に進まないこともあるかもしれない。
それだけ多角的に物事を捉え、
議論が深まっているということだ。
目標、理念の共有さえできていれば、
どんなにぶつかっても、
必ず価値のある結果や決議を得ることができるだろう。