部下が不平や不満を言ってきて、
問題が顕在化したならば、
今度はその不平不満を
課題に変えることからスタートする。
ただの文句ではなく、
改善すべきポイントにする
ということ。
そして、その課題に対して
部下自身に当事者意識を持たせるのだ。
特に、自分勝手な不平不満を言う
人たちというのは、
たいてい自分で行動していないものだ。
そこで、具体的には、
まず、不平不満を解消するため、
それを課題に転化するのだ。
そして、次に当事者意識を
しっかりもたせて、
自らアクションを起こすように
投げかけるのだ。
「~がおかしい」
「~がダメだ」
ではなく、
「~をよくするために何する?」
「~を~するために何する?」
この指導を続けていると、
部下たちの不平・不満の言い方は変わってくる。
不平・不満は
ポジティブに受け止めるが、
不平・不満を言うだけで、
何も考えず、
何も行動しようとしないという姿勢は、
愚かで生産性のないもの。
部下たちには、
その違いを伝えたいものだ。
課題に転化して、
期日を決めて、
改善に努める
ということが習慣化され、
部門や企業の風土として根付いてくれば、
「不平・不満を言ってるだけの人」
というのは、愚かに見えるはず。
そのような環境を
作り上げるためにも、
まずは上司であるあなた自身が
部下の不平・不満をポジティブに捉え、
課題に転化していくことから
始めてみてはどうだろうか。