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失敗を恐れる人、次々挑戦する人。その違いはどこ?

日々懸命に仕事をしていても、

手痛い失敗に打ちのめされてしまうこと、

ありますよね。

私も、過去に何度かそういった経験があります。

「もうダメかもしれない・・・」

「お先まっくらだ・・・」

と、心が折れかけたことも

数知れずです。

そんなとき、

活躍している同僚や先輩を見て、

羨ましく感じると同時に、

自分の情けなさを痛感する・・・

あなたにも、

そんな経験があるかもしれません。

 

しかし、

何かに挑戦する時、

失敗しない人などいませんから、

安心してください。

大事なのは、

その後の対処の仕方

なのです。

 

 

今や“世界の偉人”と呼ばれる人たちも同じです。

偉人たちも最初から成功していたわけではなく、

失敗を重ねて、今日の成功を掴んできました。

まずは、偉人たちがどんな失敗をしてきたか、

何人か見てみましょう。

 

まずは、

ケンタッキーフライドチキンの創業者

カーネル・サンダース。

彼は、若い時、

40以上の職を転々としています。

経営するガソリンスタンドが

経営不振で倒産を余儀なくされたり、

レストランをオープンさせたが、

火災に見舞われ、多額の借金を背負ったりと、

なかなか失敗続きの人生を歩んでいます。

その後も、

フライドチキンのレシピを開発し、

アメリカのあらゆる人に売り込みましたが、

努力の甲斐なく、なんと1,009回も断られているそうです・・・

 

 

続いて、

フォード・モーターの創業者で、

「自動車王」とも呼ばれた

ヘンリー・フォード。

彼が若い時、車は、

富裕層にしか持てない高級品でした。

彼はその現状を見て、

給料が安い人でも、車を持てる社会を作りたい、

と、安価な車を製造する会社を設立しました。

しかし・・・

わずか21台製造しただけで倒産。

その後も、

会社を起こしては倒産の繰り返しで、

合計5度の破産を経験しました。

 

 

続いては、

ウォルト・ディズニー。

 彼は若い頃、

新聞社で勤務していましたが、

「想像力が欠けている」という理由で、

クビになりました。

その後、

様々な会社を立ち上げるものの、

いずれも経営がうまくいかず、

合計3回も倒産させています。

ディズニーランドのアイデアも、

「どうでもいい連中を集めるだけ」と、

非難され、建設を拒否され続けました。

 

 

続いては、

「ハリー・ポッター」の作者

J・K・ローリング。

彼女は、大学卒業後、

2つの小説を書きましたが、

まったく売れず。

その間に

離婚と極度の貧困、

さらにはうつ病まで患い、

自殺を考えるまでになりました。

その後も、

小説が日の目を浴びることはなく、

生活保護を受けながら、執筆を続けました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

現在、偉人として

各方面から称賛されている人たちも

これだけの失敗を繰り返している事実があるのです。

その事実を踏まえると、

失敗することは何ら問題ではない

ということが分かるはずです。

彼らが、多くの失敗を重ねながらも

最終的に成功を手に出来たのは、なぜでしょうか?

 

富や名誉を得るためだったから

でしょうか。

もしそうだったとしたら、

失敗した途端にすぐに諦めてしまっていたはずです。

そうでなかったとしても、

国民から非難され、ビジネスは継続できなかったことでしょう。

 

では、何が彼らを突き動かし、

徐々に国民から支持されるようになったのでしょうか?

それは、自身の夢への強い熱意を忘れなかったことと、

自身の失敗を受け入れ、そこから学びを引き出し、工夫し、

次に生かすしなやかさがあったからです。

 

ここで少し、

あなた自身についても振り返ってみて頂きたいのですが、

あなたが仕事上チームを持っているとして、

部下からあがってきた全く新しい施策に対して、

失敗を恐れて決断ができないなどということはないでしょうか。

部下から実行する価値のある

優秀なアイデアが上がってきても、

リスクを考え、見送ってしまう

ということはないでしょうか。

 

もし、仮にそうだったとしても安心してください。

その気持ち、

私も良くわかります。

失敗したら責任を取るのは、

すべてリーダーなわけですから

慎重になってしまいますよね。

多くの人が一度はぶつかる壁だと思います。

 

しかし、もしそういった壁にぶつかった時には、

短期的な成功、失敗にとらわれず、

長期的な視野を持つことを意識してみてください。

 

ユニクロ創業者であり、

「一勝九敗」の著者でもある柳井正も、

「十回新しいことを始めれば九回は失敗する。」 

「致命的にならない限り、失敗はしてもいいと思っていました。

 やってみないと分からない。

  行動する前に考えても無駄です。

 行動して考えて修正すればいい。」

と語っています。

 

これだけの成功者でも、

10回に9回は失敗するのです。

 

あなたのチームでも、

いつもより大胆に挑戦する気持ちを

持ってみても良いかもしれません。

そうすることで、

チーム全体の士気も上がり、

トライアンドエラーの回転も速くなり、

成果が出やすくなります。

これを続ければ、

あなたやあなたのチームが、

社内でどこよりも高い評価を受け、

あなたは社内外から引っ張りだこ、

という日も近い将来、来るでしょう。

応援してます。