先日、働くビジネスマン1,000人を対象にした
「ビジネススキルの悩み」についての
アンケートを目にしました。
アンケート結果によると、
24.2%の人が悩んでいたのが
「話し方」でした。
ここでの「話し方」は、
上司への報告・連絡・相談やプレゼンテーション、
部下への指示・叱り方・褒め方、顧客への営業など、
ビジネスにおけるコミュニケーション全般が含まれます。
年功序列が崩壊したことにより、
年上の部下が出来たり、女性の管理職が増えたり
ということも影響しているとは思いますが、
約1/4のビジネスマンが悩んでいるというのは
とても驚きです。
と同時に、
私は危機感を覚えました。
なぜなら、
ビジネスをうまく進めるためには、
取引先やパートナー企業、上司、同僚など
利害関係者との交渉が必須だからです。
その交渉の上で
とても重要なのが、
「話し方」のスキルです。
このスキルがなければ、
どんなに良いアイデアがあっても、
プロジェクトを進めることは出来ません。
すなわち、
あなたのビジネスマンとしての、
出世もないということと等しいのです・・・
もしあなたが、
「話し方」について課題を感じているならば、
早急に克服すべきスキルです。
ただ、解決の仕方が分からないという場合は、
フレーズを活用するという方法がおすすめです。
コミュニケーション術の専門家である
大嶋友秀氏が勧めるPREP法も良い手法でしょう。
これは、
「P(結論)→R(理由)→E(根拠)→P(まとめ)」
の順で話すテクニックのことを指します。
結論から話すというところが、
一番のポイントです。
PREP法をマスターすると、相手から
「結局、何が言いたいの?」
「そんなことは聞いてないよ」
と返されることがなくなります。
逆に、
「分かりやすいね」
「そのやり方でいってみよう」
など、相手からイエスを引き出せるようになります。
ぜひ、今日から、
使ってみてください。
PREP法には、ブロックごとに、
コツや注意点がありますので、紹介していきます。
・結論(P)について
うまく言葉がまとまらないときは、
「一番伝えたいことは何か」「相手に何を理解してほしいのか」
から逆算して考えましょう。
・理由(R)について
「なぜそう思うのか」を示す
「根拠(E)」との整合性がかなり大切です。
「本当にそう言えるの?」と指摘が入った時に、
理由を裏付ける根拠を用意しておいてください。
・根拠(E)について
「~のように思うから」
などのあなたの主観に頼った根拠は
あまり意味をもちません。
客観的で信頼度が高いデータや
実際に起こった事実をベースにして
具体的に説明していくことを心がけましょう。
・まとめ(P)について
「言いたいことは~の通りです」と、
結論を最後に繰り返すことで、
自身の主張が相手に納得されやすくなります。
とても重要な部分ですので、
「冒頭で話しているしいいか」
と省略することのないように注意してください。
いかがでしたでしょうか。
本日とりあげた「話し方」のスキルは、
ビジネスマンとして良いキャリアを歩むためには、
必須のスキルです。
逆を言えば、このスキルがあれば、
スムーズに出世できると言っても過言ではありません。
話す力があれば、
意思決定が素早く進むため、
結果的にあなたの関わるプロジェクトが
効率よく進むようになるからです。
そうなれば、
周囲からの評価も鰻登りです。
このスキルは、
あなたの生涯賃金において
何千万、何億という差をもたらします。
周りのほとんどのビジネスマンが
悩んでいるからこそ、
スキルを今すぐに身に付ける努力をしましょう。
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