あなたは、社員に判断基準を与えていますか?
【1】経営理念を追求するために必要?行動指針に沿った行動?
経営理念とは、経営のあるべき理想の姿を示したもの。
経営理念は、経営にとっての軸(背骨)、ルールは枠。
経営理念は、その企業にとっての最高意思決定基準。
だから、その会社に所属するすべての人が、
共通して持たなくてはならない決断の基準。
「理念」を追求するための「行動」「心構え」がある。
その企業にとって
「正しいこと」「正しくないこと」
が何なのかという価値観の形成につながる。
【2】目標達成に必要?
これは非常にシンプルな判断基準で、
自分が得たい成果や欲しいものを手に入れるために必要な行動を、
増やせば増やすほど、
その目標達成を引き寄せる確率が上げられる。
それによって、
目標達成に不必要な行動も自然と削られ
「重要でないことが何か?」も明確になる。
各個人が好き勝手に、
「好き、嫌い」「やりたい、やりたくない」
で判断していては、企業は成り立たない。
【3】世の中の役に立つ?お客様の役に立つ?
会社は公器。
社会やお客様の役に立たない器(会社)は淘汰され、
消えてなくなる。
会社の存在意義、存在目的を問い続ける意味でも、
世の中に立つ、お客様の役に立つ決断の基準は必要。
【4】儲かる(長期・短期)?
どんなにきれいごとを言っても、
会社は儲からなければ潰れてしまう。
社会・お客様の役に立ち続けるためにも、
しっかり利潤を追求し、
儲けを出し続けることは必要。
ただし、今儲からなくても、
将来の儲けを出すための戦略的赤字は存在するので、
儲けは長期と短気と両側面から考えなければならない。
来週につづく・・・・・。