なぜ、「仕事を任せること」が重要なのか?
それは、
成果(目標達成)にレバレッジをかけるためである。
成果(目標達成)にレバレッジをかけるとは、
周囲を巻き込むということ。
もう少し具体的に話すのであれば、
人に任せられることは人に任せる。
協力者を探し、協力を引き出す。
自分にない能力は、人から借りる。
ということ。
成果を出す究極のレバレッジは、人をマネジメントすること。
究極のタイムマネジメントは、できる人の力を借りること。
成果を出すための時間の使い方は2つしかない。
「自分の時間」を通して実現するか、
「他人の時間」を通して実現するか。
リーダーは、社員がいて、
はじめて役割を果たすことができる。
組織で出せるような高い成果を、
リーダーひとりで出すことができない。
リーダーの役割は、組織の成果の最大化(企業価値の極大化)。
「仕事を任せる」という行為は、
企業(組織)の生産性・効率性を高めるために必須。
「70%が経験、20%が薫陶、10%が研修」
と言われるように、
職場での「経験」が、人の成長には大きく寄与する。
学ぶことや教えることはごくわずか。
優れた社員の育成するために必要なことは、
仕事を任されたその経験、すなわち、実践あるのみ。
「自分でやらずに、他人に任せる」ということは、
企業にとっては、未来への投資活動。
部下は、責任ある仕事を任せられることで、
やりがいを感じ、チャレンジする中で学び、
成長していくもの。
仕事を任せることで、
任せた相手の能力は大きく向上する。
「リーダーの究極の仕事は、自分の仕事をなくすこと」
純粋に他人に仕事を任せれば、
それだけ自分の時間を、
新しい仕事やもっと上の仕事など、
他の仕事に割けるようにもなる。
つまり、上手に仕事を任せることができれば、
それだけチームは強くなる。
もちろん任せた結果失敗することもあるが、
それはチームの成長にとっては必要な投資。
任せられる仕事は、どんどん任せるようにしていくことが必要。
自らが魅力的な素晴らしいリーダーになることが何よりも大切だが、
決して自分が必要な存在になってはいけないのがリーダー。
上司の究極の仕事とは?
自立した部下育成
自立した組織形成
である。