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仕事を任せるための5Batons(仕事を任せる後)

5Batonsとは

仕事、権限、説明責任、結果責任、評価。

 

仕事を任せる基本系は、

・成果とは何か(目的・目標)を明確化する

・いつまでに、何を、どうするのか?計画を立てる

・どう進捗を確認し合うのか?進捗確認の方法を決める

これを「仕事を任せる前」と「仕事を任せた後」で、

分解して伝える。

 

今週は「仕事を任せた後」6ステップ

 

●ステップ1)スタートを見届ける

仕事を任せたのはいいが、

「他の仕事で忙しかった」

「考えなければいけない部分があってまだ手が付けられていない」

「はじめに調べることがあるので、まだ手が付けられていない」

など、部下の何らかの事情で

スタートすら切れていない場合がある。

リーダーが仕事を任せた後に、

まずはじめにやる事は、

スタートを切ったかどうかを見届けることである。

 

●ステップ2)正しい方向へ進んでいるかを確認する

 

スタートを見届けたのはいいが、

自分が意図した方向に進んでいるかどうかは別問題だ。

少し経ったところで、

自分の意図したように仕事を進められているかどうかの確認をする。

はじめのズレは小さくても、

それを放っておくと大きなズレとなり、

非効率を生み出し、生産性を下げる原因になる。

 

●ステップ3)経過報告を受ける

 

前回の仕事をかませる前で話した、

「説明責任」を果たさせる。

意図した方向に進めたのは確認したが、

進めていくうちに、本人が無意識のうちに

あっちに寄り道し、こっちに寄り道をしている場合がある。

生産性を上げるためにも、

重要な仕事であればあるほどチェックポイントを多めに設けて、

ホウレンソウを繰り返しながら

違う方向に進めていたら戻す作業が必要。

 

●ステップ4)検証する

 

仕事には必ず結果責任が伴う。

結果には、良い時もあれば、悪い時もある。

しかし、それをそのままにしていては、

人の成長も組織の成長もない。

PDCAサイクルを回すためにも、

失敗も成功もしっかり要因分析をして、

それを組織で情報共有する必要がある。

 

●ステップ5)目配り、気配り、手配りを利かせる

 

部下のことを常に気にかけ、

目配り、気配りを怠らない。

必要であれば最小限の手配り、

具体的な助言、サポートも行う。

リーダーが部下を叱ったあとにするフォローも、

大切な気配りだ。

 

●ステップ6)評価する、周りに評価させる

 

前回の仕事をかませる前で話した、

「結果責任」の評価をするということ。

リーダーズアカデミーの大切なコンセプトで、

人の育つ(やる気の出る)5つの環境がある。

それは、

採用、適正配置、リーダー、教育、評価である。

・必要(優秀ではない)な人材を「採用」し、

・強みの活きる「仕事(場)」を与え、

・部下を成功させるために一生懸命になってくれている「リーダー」がいて、

・能力を伸ばす「教育」を与え、

・がんばりに報いる「評価」を与える。

要するに、人が育つ(やる気を出す)ための最後の環境が、

自分のやった仕事を、

リーダーをはじめ、

周りがどう評価しているのかということ。

結果責任に対して、仕事を任せる前に定義した

「成果とは何か?」に対して、

周りがどう評価したのかを理解させる。

 

 

来週からは3月期のテーマ

「結果の導き方」をお伝えします。