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企業の成長を左右する「企業文化」

理念経営によって会社が成長していく上で

ある大切なものが左右される。

それが企業文化だ。

企業文化というとわかりづらいかもしれないが、

言い方を変えるのであれば=企業の性格、

一般的には社風と言われるものだ。

 

性格が悪い人の周りに人が集まらないように、

企業文化の悪い会社には、人もお客様も集まらない。

性格のいい人の周りには人が集まるように、

企業文化のいい会社には人もお客様も集まる。

要するに、

上質な企業文化を形成した会社

=いい人が集まり、お客様が集まる儲かる会社

という方程式が成り立つわけだ。

企業文化構築の元となるのが企業理念であり、

その理念追求のために集まっている働く人々が社員だ。

 

利益は企業にとって大切。

なければ、どんなきれいごとを言っても会社はつぶれる。

そういう意味では、車に例えると、

前輪が『理念』、後輪が『利益』と言えるかもしれない。

しかし、利益が大切だからこそ「関係の質」を上げて、

上質な企業文化(性格のいい会社)を作る必要がある。

 

企業文化は無形資産。

無形とはいえ資産。

上手に運用すると高い利回りで回る。

要するに儲かる企業体質になる。

逆に、運用に失敗すると、

大きな損失を出すことになる、

要するに、儲からない体質になる。

あなたの会社には上質な企業文化が形成されているだろうか?

 

心理学者のエドガー・H・シャインはこう話している。

『組織風土の形成は、

同じ行動習慣の蓄積で形成される。

一つひとつ蓄積された結果が、

思考の習慣を形成し、

感情の習慣を形成し、

そしてまた同じ行動をもたらす。

たとえば、ある会社の会議で、

毎回少し遅れる人が出て定刻には始まらない状態が続く。

「すみません、お客さんからの電話が長引いて」

「どうしても急ぎのメールを送らないといけなかったので」

といった言い訳があり、

誰もそれに対して異を唱えなかった。

すると

「業務の急ぎがあれば会議に遅刻してもいい」

という認識が皆にすり込まれていく。

こうして「正しい」とされるものがひとつ醸成される。

組織が「正しいとする」思考や行動が積み重ねられ、

皆がそれを認識するなかで、

組織風土は醸成されていく。』

 

「文化は戦略を食う」

(企業文化は戦略に勝る) 

ピーター・ドラッカー

 

来週につづく・・・・