■人と人の関係には
「影響の連鎖」が発生する。
ピーター・ドラッカーも
「人材育成の要諦は
一流の人材と一緒に仕事をさせること」
と言っている。
要するに、人材育成に要諦は、
荒っぽい言い方をすれば、
人を育てられる人を育てて、
その人に下人を付けていけば、
人は勝手に育つということ。
■影響の連鎖とは、
人は、
誰に出合うか、
誰に教わるか、
誰に相談するか、
によって、
人生や仕事の成果が変わってしまう。
人の体が
タンパク質・脂質・炭水化物などの
栄養素から形成されるように、
人生・仕事の成果は
良い学び、
良い言葉、
良い思い込み、
という3大栄養素によって形成される。
だから、どんな
「言葉」「学び」「思い込み」
がその人の中に入っているかによって、
意識・無意識を含めて
それが行動に影響を及ぼし、
成果に影響を及ぼしている。
ところが、人は約98%が
無意識の脳で判断している。
■組織は個の意思決定の集積なので、
質の良い、
「言葉」「学び」「思い込み」
という栄養素によって、
各個々人の意思決定の基準が上がると、
組織全体の意思決定の基準が上がる。
組織全体の意思決定の基準が上がると
組織全体の行動の基準が上がる。
組織全体の行動の基準が上がると、
組織全体の成果の基準が上がる。
■逆に、
質の悪い、
「言葉」「学び」「思い込み」
という栄養素によって、
各個々人の意思決定の基準が下がると、
組織全体の意思決定の基準が下がり、
組織全体の行動の基準が下がり、
組織の成果の基準が下がってしまう。
■だから、社員は、
素晴らしいリーダーと出会い、
どんな
「良い言葉」
「良い学び」
「良い思い込み」
を与えられたかにより、
人生や仕事の成果が変わってしまう。
■優れたリーダーは、
なぜ言葉を大切に上手に使うのか?
それは、
『「言葉」が「現実」をつくる』
ということを知っているからである。
そのために、
欲しい成果に対して必要な言葉を使う。
逆に言ったら、
欲しい成果に対して、
いかに不必要な言葉を使わないかが大切。
優れたリーダーは、
人が「言葉」を食べて
成長することを知っている。
言葉の力を信じている。
だから、
「言葉」を大切に
上手に使おうとするのである。
来週につづく・・・・。