リーダーのための「人づくり、組織づくり」に特化した日本一の教育機関を目指す!
経営者向けセミナー・講習会

「伝わる」伝え方4つのチェックポイント

1)「言葉」と「言い方」を選ぶ

 

極力ポジティブな言葉と言い方を選ぶ。

例えば、ミーティング進行役の部下が、

お客様が座る前に座ってしまって

マナーを教えたいときどうするか?

 

〇否定的な話し方

「なんで勧められる前に

椅子に座ったんだ。

普通のマナーでは、

勧められてから座るものだよ」

 

〇肯定的な話し方

「ミーティングの進行役、

しっかりやってくれたね。

ありがとう。

あと、お客さんから勧められてから

着席するともっとよくなるよ。」

 

ポイントは、

「認める部分はしっかり認め、

正したいことはしっかり伝える」

 

 

2)表現方法を選ぶ

 

・書きながら説明する

 

・比喩をもうけて考えさせる

 (例:例えば、もし)

 

・曖昧さを残さない

「言わなくてもわかるだろう」

は一番危険なコミュニケーション。

 

・過不足なくできるだけ短く伝える。

具体的にする定石は、

6W3H、QQCDR。

 

・同じことでも何度も繰り返す

 

・伝えたいことを文章にする

 

・伝わっているか確認する

自分の言ったことが

伝わっているか必ず確認する。

相手が言ったことを

自分がちゃんと理解しているか

必ず確認をする。

 

 

3)「誰が」「いつ」言うか

 

誰が、いつ、伝えるかも重要。

伝える内容やタイミングを考えて、

自分?

外部の人?

部下?

同僚?

伝えられる人はたくさんいるので、

一番有効な人とタイミングを選ぶ。

 

 

4)伝える順番

 

相手の理解度で伝える順番を変える。

 

・伝えたい事に関して、

予備知識や体験があるとき。

伝える⇒体験⇒振り返り(気づき)

この順番は伝えるときの王道。

 

・伝えたいことに

予備知識や体験のないとき。

体験⇒振り返り(気づき)⇒伝える

難解なテーマや

日常を離れた内容を

伝えるときに効果的。

体験を通じて具体から抽象へ消化され、

理解を助けることにつながる。

 

・伝えたいことに関して

予備知識や体験はあるが、

そのことに関して興味や

モチベーションが低い時。

振り返り(気づき)⇒伝える⇒体験

自分が今までの経験を振り返り、

そこでの気づきを出発点にする。

 

・ゴールデンサークル

普通のリーダーの伝える順番は、

なにする?(What)

どうやってやる?(How)

なぜやる?(why)

スティーブ・ジョブズが

普通のリーダーだったら、

 

「我々のコンピュータは

素晴らしく(What),

美しいデザインで

誰にでも使えます(How)。

なぜなら、

我々のすることは、

全て世界を変えるという信念で

行なっています(Why)。

違う考え方に

価値があると信じています(Why)」

 

となるが、できるリーダーは、

なぜする?(Why)

どうやってする?(How)

何をする?(What)

の順番で話す。

 

スティーブ・ジョブズは

「できる」リーダーだから、

 

「我々のすることは

全て世界を変えるという信念で

行なっています(Why)。

違う考え方に

価値があると信じています(Why)。

私たちが世界を変える手段は、

美しくデザインされ、

簡単に使えて

親しみやすい製品です(How)。

こうして素晴らしいコンピュータが

できあがりました(What)」

 

となる。

 

・PREP法

Point(結論)

「私はこう思うよ」

Reason(理由)

「なぜならこうだからだよ」

Example(事例、具体例)

「例えば、こういうことがあるよね」

Point(結論)

「だから私はこう思うよ」

 

・GAP法

ティーチングでも

コーチングでも使える。

今こうだよね。

(現状の共有)

もしこうなったらいいと思わない?

(目標の共有)

そのためには

こんな課題があるよね。

(課題の共有)

解決するために

こうしたほうがいいよね。

(解決策の共有)

 

 

来週につづく・・・・。