リーダーにとって大切な能力の一つ、
それは『セルフマネジメント能力』。
自己のすべてに責任を持って
行動することが求められる。
リーダーがセルフマネジメント
すべきことには4つある。
それは、『感情』『欲望』『健康』、
そして、『時間』だ。
世の中は、とかく
「タイムマネジメント」と言うと、
スケジュール管理(手帳の使い方)や
どのように期限を決めるかなどの、
各論のレベルでの話が多い。
だが、本質的に
「タイムマネジメント」という話は、
会社のマネジメントの
本質が問われる行為であり、
綿密な設計が必要となる事項。
人は放っておくと
「他人」「事」「時間」に流され、
数少ない大切なことに
20%の時間を使い、
数多くのどうでもいいことに
80%の時間を使っているといわれている。
しかし、リーダーは、
時間を自分の管理下に置き、
数少ない大切なことに80%の時間、
数多くのどうでもいいことに
20%の時間を使う必要がある。
1日24時間という時間は有限。
しかし、その使い方は無限だ。
仕事の量で時間を決めるのではない。
限られた時間の中で
やるべき仕事を決めるのだ。
決められた時間の中で、
より多くの仕事をすることではない。
より少ない仕事をして、
より多くの成果を出すことだ。
そのために必要なのが、
手放す勇気、やめる勇気、捨てる勇気。
マネジメントの観点から言うと、
「優先順位」ももちろん大切だが、
やらないことを決める
「劣後順位」も
同等に大切なことを忘れてはならない。
『 何かをしている時は、何かをしていない時 』
人は「何かをする」
ということを選択した瞬間から、
その瞬間から裏側に、
やれていないことがたくさん存在する。
「時間はあるものだ」
と思って使い始めた瞬間から
浪費が始まる。
「時間はないものだ」
と思って使い始めた瞬間から
工夫が始まるのだ。
次週につづく・・・・。