■午前中を大切にする
睡眠をとって脳を休めた後の
午前中のほうが、
脳の働きが活発であるため、
タイムマネジメントが上手な人は
午前中を大切にする。
重要なタスクは早めに終わらせて、
午後からは重要でない仕事などを片付ける。
1日を2分割して考えるといい。
大切な行動20%を午前、
どうでもいい80%の行動を午後にするなど。
大切な打ち合わせなど、
重要なスケジュールは、
午前中などのなるべく早い時間に設定する。
一日の後半に入れてしまうと、
それまでの時間は
そればかりが気になって、
集中力が下がり、
良い仕事が出来なくなり、
時間を無駄にしてしまう。
■集中力をコントロールしている
仕事ができる人=マルチタスクが上手、
というイメージがあるが、
実はマルチタスクは非効率。
マルチタスキングをすれば生産性は
最大40%低下するというデータもある
(米国心理学会APA) 。
タスクが複数ある場合は、
時間を区切って、
それぞれの一つずつのタスクに
集中することが大切。
(集中する時間を作る)
一つの例として、
報・連・相のルール決めをする
という方法がある。
そのために、まずは
「何かあったらいつでも相談して」
といういい人になるのをやめる。
報・連・相の時間を決めないと、
日々発生する報・連・相が、
部下の数が多いほど
切れ目なく来てしまう。
すると、プレイヤーとしての
自分の時間を確保するのが難しくなる。
結果、手当の付かない残業や、
家やカフェでの仕事が増える。
だからこそ、
報・連・相の時間を決めて、
自分も部下も集中する時間を確保する。
例えば、朝、昼、夕の
9:00~10:00、
13:00~14:00、
17:00~18:00、
しか報・連・相はお互いにしない。
午前中はお互いに
報・連・相をしない、
など。
実施メリットは、
・報・連・相の時間を
決めなかった時よりも、
報・連・相が徹底される。
(機会損失の恐怖)
・時間を決めなかった時よりも
コミュニケーションが良くなる。
・自分のプレイヤーとしての
時間も確保しやすくなる。
・部下もそれ以外の時間は
自分の仕事に集中できる。
(上司の都合で掛けられる声が減る)
などのメリットがある。
実施した人の感想を聞いてみると、
・気が散る要素がない
・雑音のない
など、集中する時間を作れると
66%が生産性が上がると答えている。
その理由として
「気が散る要素が少ない」
と答えたのは76%にものぼる。
自由になる時間をまとめると、
仕事の効率が上がる。
集中する時間がわかる分、
仕事の組み立てもしやすくなる。
■「NO」を言うのが上手い
「失礼だと思われたくない」
「冷たいと思われたくない」
といった感情から、
日本人の多くは
「NO」を言うのが下手。
しかし、
タイムマネジメントが上手い人は、
自分の重要なこと以外は
ムダだと考えていて、
しかもそのムダを切り捨てながらも
周囲に嫌われることはない。
基本は
「謝ること」
「納得のできる理由を提示すること」
「代替案を出すこと」
が断り方のコツ。
次週につづく・・・・。